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プロダクション組織の統括が語る、新卒採用で求める人物像

クロスは、2025年度新卒の皆さんを対象とした採用活動を行っており、今回はクリエーティブコンテンツ制作の司令塔「プロダクションマネージャー(PM)」を募集しています。

今回のnoteでは、新卒採用で求める人物像について、プロダクションマネージャーが所属するプロダクションDept.の統括・寒河江 啓之が語ります。


好奇心と感性に期待

クロスは2009年、クリエーティブコンテンツ制作事業に特化する会社として設立し、2024年4月1日に設立15周年を迎えました。この15年間で広告業界を取り巻く環境はものすごい速さで変化してきました。

テレビCMを中心とするマス広告の時代から、ウェブサイトやSNSなどを含めたメディアミックス時代へ突入しました。さらにコロナ禍をきっかけに、表現手法や技術の進化も加速度を増し、企業と生活者とのコミュニケーションに大きな変化が起きています。

社会の変化に呼応するように、私たちも変化してきました。私たちのルー
ツ、電通映画社時代からの強みであるCM・映像に留まらず、グラフィック広告やウェブサイト、アプリ、体験型コンテンツ、TiktokフィルターなどのSNSコンテンツなど、制作領域は年々拡張しています。

その分、プロデューサーやプロダクションマネージャーにはこれまでの枠に囚われず、新しい知見のインプットやアイデアの提案が常に求められています。そして、時代の空気を感じ取り、人の心を動かすための感性を磨き続けることが必要です。

就職活動中のみなさんは、スマートフォンやSNSが当たり前のように使われている時代に生まれ育ったデジタルネイティブ世代です。さまざまなヒト・モノ・コトに触れてきた、若いみなさんの好奇心と感性に期待しています。

高いクラフト力が私たちの強み

1943年に日本で最初のテレビCMを制作した電通映画社をルーツとする歴史を持ち、クオリティの高いコンテンツを生み出す制作スタッフとの強固なネットワークを持っていることです。日本で最初のテレビCMは、コーポレートサイトで視聴できますので、ぜひご覧ください。

そして、クリエーティブコンテンツを企画制作できる体制が整っています。プロデューサーやプロダクションマネージャーをはじめ、コピーライター、デザイナー、Webディレクター、エンジニアなど、各領域のプロフェッショナルが在籍しており、それぞれが持つ高い専門性を掛け合わせることで、あらゆるメディアならびにプラットフォームに対応するクリエーティブコンテンツを企画制作しています。

2019年には、各社に所属するクリエイターたちが集結する「Dentsu Craft Tokyo」(現・Think & Craft)を立ち上げ、統合的なデジタルクリエーティブをワンストップで開発・実装する体制を整えました。

そして会社設立から今日まで、世界最大規模の広告・コミュニケーションフェスティバル「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」や日本最大級のクリエイティブアワード「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」など、国内外のさまざまな主要アワードで私たちのクラフト力を高く評価いただいています。

本田技研工業|Sound of Honda/Ayrton Senna 1989(2014)

世界最大の広告祭「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」(以下、カンヌライオンズ)でグランプリを受賞した作品です。フォーミュラ・ワン世界選手権日本グランプリ予選で、アイルトン・セナが記録した鈴鹿サーキットの当時世界最速ラップの走行データを解析し、セナの1周分の走行を光と音で再現したものです。

YAKUSHIMA TREASURE|YAKUSHIMA TREASURE ANOTHER LIVE from YAKUSHIMA(2020)

屋久島の原生林で行ったコムアイとオオルタイチのライブパフォーマンスを、Webブラウザを通してインタラクティブに視聴できる全く新しいライブ視聴体験を制作。360°の3D点群データとして空間ごとスキャンし、フォトグラメトリーで捉えた色彩、深度センサーで読み取った動き、サラウンド音響を360°マイクで立体的に収録した音像、世界を捉える別々の視点を統合し再構築しました。視聴者はアーティストと距離が無くなるくらい近づき、森の中を上下左右に飛び回り、物理的制約を超えた自在な視点でライヴパフォーマンスを楽しむことができます。こちらは、カンヌライオンズでブロンズを受賞しました。

櫻坂46|6thシングル「Start over!」8thシングル「何歳の頃に戻りたいのか?」アートワーク+ティザーCM(2023-2024)

最近では、櫻坂46の6thシングル「Start over!」と8thシングル「何歳の頃に戻りたいのか?」のアートワーク、ティザーCMの制作を担当しました。「Start over!」ではAIを活用し写真から空間を再現できる技術「NeRF(ナーフ)」を、「何歳の頃に戻りたいのか?」ではトラッキングシステムやリアルタイム映像生成技術を用いた表現手法で映像コンテンツを制作しました。

その他の制作実績は、コーポレートサイト[WORKS]に掲載しております。

コーポレートサイト[WORKS]

求めているのは、「昨日の自分を超えていこうとする人」

プロダクションマネージャーの業務には、ひとつとして同じ仕事はありません。クリエーティブコンテンツを世に送り出すまでに、複雑で、困難な課題にぶつかることが多くあります。

いろいろなことに興味を持ち、自分にとって大きなことに前向きにチャレンジし、あらゆる課題に対し熱心に考え、解決しようとする情熱で仲間たちを巻き込める人なら、クロスでの仕事を楽しめるはずです。そして、大きなことにチャレンジした自分は、昨日までの自分よりも必ず成長しています。

自身に限界を設けることなく、「昨日の自分を超えていこうとする人」にぜひ仲間になってほしいと思っています。