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唾液腺腫場(SGT)の形態的モデル

唾液腺腫場(SGT)の形態的モデルを説明し、各々のグループに含まれる代表的な腫瘍をリストアップしなさい

タイプA.腺上皮細胞のみからなるもので、単相性の導管、腺房構造を持っている。(画像は形のイメージ)

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タイプB.外側の細胞のみからなる(筋上皮細胞)束状、充実性配列となっている。(画像は形のイメージ)

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タイプC.腺上皮と外側の細胞が増殖(A,B両方)、細胞外基質形成を伴わないと充実性/シート状+腺管の構造を示す。基質形成を伴うと、筋上皮細胞の間にそれが分泌した基質が貯留し、網目状の篩状パターンを示す。大量の基質を形成すると、離開され粘液腫様や軟骨様になり、粘液や軟骨が作られる。2相性を持ち、二層の導管、充実性、シート状、粘液腫様、軟骨様。

A.良性腫瘍・・・ワルチン腫瘍
 悪性腫瘍・・・粘表皮癌、腺房細胞癌、腺癌 NOS、唾液腺導管癌

B.良性腫瘍・・・筋上皮腫
 悪性腫瘍・・・筋上皮癌

C.良性腫瘍・・・多形腺腫
 悪性腫瘍・・・腺様嚢胞癌


唾液腺には2相性(2種類)の細胞成分がある。

腺上皮に見られる、腺房細胞、導管上皮細胞

その外側に見られる、筋上皮細胞、基底細胞

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