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もやもやのわけ

最近仲良くなった人から言われた一言に、なんとなくもやもやを感じてしまった。

その人とは個別に連絡をとりあうような仲で、私の中ではそれは"仲が良い"という部類に入る。
複数人のグループで連絡を取り合うようなのよりも、一段上な感じ。
そんななか「SNSでつながろう」との提案が。
正直「えっ……今からSNSでつながるの?個別で連絡取れるのに?」と思ってしまった。
なんだかよくわからないもやっと感。

これまで、"少し話す程度でSNSでつながってから、仲良くなる"というパターンはあったのだけれど、
先に仲良くなった状態からSNSでつながる、というのは、SNSを始めたての頃以降無かったので、なんとなくの抵抗感。
でも別にもう仲が良いのだから、いいのに。
この"抵抗感"どこから出てくるのだろう。
ずっと考えていた。

結果、自分の中で明確な答えは出ていないのだけれど、こうだからかな?としたぼやっとした理由は見えてきた。
SNSで表現する自分と、現実の自分はちょっと違う。
もっというと、所属するグループによって、表現する自分は違う、と自分では思っている。

家族と接するときの顔、職場での顔、仲の良い友達と合うときの顔、恋人と過ごす顔。
同じ一人の自分ではあるけれど、表面に出てくる自分は少しずつ異なる。

以前"個人と分人"という考え方を平野啓一郎さんの本で読んだ時に「なるほど!」と思ったけれど、まさにそれ。
今回は"SNSでの私の顔"と"その人と接している私の顔"が少し違うかもな……と無意識に思ったからの、小さな抵抗感だったのかもしれない。

人は見栄を張りたい生き物なので、自分の見え方も自分でプロデュースしたい生き物なのだな、と自分の気持ちの動きから考えたのでした。
結果、それが"小さな抵抗感"の本当の原因かどうかは分からないけどね。

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