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生き物が飼えない、の話③
三つ目はつい先週の話
春休みと称してほぼノープラン旅行へ行っていた期間での出来事
旅行期間中の数日間を友人の家に泊まらせてもらいました
一人と一匹が暮らす家
友人は猫を飼っているのです
以前にも家に尋ねたことがあり、猫とも面識?はあったのですが、とにかく終始威嚇されっぱなし
威嚇だけならまだしも最後の最後、家を出る寸前にとうとう猫パンチをもらい、シャツの肩辺りが爪で裂かれました
警戒心をもった相手に対して警戒心を抱くのでしょうか
とにかく昔から生き物に懐かれた記憶があまりありません
それは別に良いのですが
もう何年も猫と暮らす友人
楽しそうにやっておりました
元は拾ってきた猫だそうです
しかも産まれたての状態で瀕死だったとか何とか
もちろん猫は可愛いな、と思います
仕事から疲れて帰ってきてじゃれ合う時間
それはそれは癒される事でしょう
しかしやはり憧れはありません
どんなエピソードを聞いても、猫様と対面しても
飼いたいとは思えません
圧倒的 リスク>リターン に感じます
餌やり、トイレ管理、病院、掃除、などなど
というか
そういう損得勘定で生物について論じている時点でお察しかと思います
何より僕にとって最もデメリットに感じたのは
旅行に行けない ということ
これは致命的です
行けてせいぜい1泊2日
合間にスマホで家のカメラをチェックしながら
きっと気が気じゃありません
盆栽は芽が出ず
花が枯れるのをただただ眺め
目の前のペットに魅力を感じない
この三つのエピソードで持って
強く強く強く改めて、僕は 生き物が飼えない
と思い直したのでした
しかし一番重要なのは人間です
この先盆栽も花もペットも飼わずともいずれ出会う人間のパートナーと暮らしを共にする日が来るかもしれません
その時にこんな無機質で退屈な考え方の人間が豊かな営みをできる気がしません
ぼんやりと考えます
今は何も答えは出ません
ところでVTuberは生物なのでしょうか
僕は今、電子花壇と共同生活を送っています
おわり
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