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笑顔と返事

惜しまれずして会社を辞めた人で、その後の人生、成功した人はまずいません。

~中略~

昔、家康が天下をとるまえは今川家の属国でした。今川家は敵に攻められても兵隊は出さず、徳川家から兵隊出させて戦争していました。徳川家は家康が人質にとられているから今川家に逆らえずいつも戦うけど戦いに勝っても恩賞がなかった。

普通の人は徳川家が損をしていると思うんですよね。

ところが秀吉が足軽のときにそれを聞いて「そんなことを続けていたら徳川家だけが強くなって、たいへんなことになるぞ」と言ったそうです。

恩賞ももらわなくて戦うクセをつけたら、エライつわもの集団になってしまうと。

~中略~

いつも笑顔で働いて、上司に呼ばれたら「はい!」って良い返事をするのです。

返事が良くて、笑顔で働いていたら、仕事頼みやすいから、倍頼まれるんですよね。

ところが人生失敗する人というのは「同じ給料なら、働かない方が徳だ」と思うのです。

だから、職場で頼まれごとされると嫌な顔するんです。イヤイヤ返事するんですよ。

そうすると、上司は仕事頼みづらくなっちゃう。

頼みやすい人と頼みづらい人。笑顔と返事。たったこれだけで雲泥の差になっちゃう。

仕事を倍頼まれると、人の倍仕事覚えるんですよ。どんどん仕事できるようになる。

だから仕事を倍たのまれるような人は、どこの会社へ行こうが独立しようが仕事が上手く行くようになっているんです。

辞めたは後に成功するかしないかは、仕事を倍頼まれる事は徳だとわかっているかどうかなんです。

こういう人は惜しまれて辞める人なのです。

斉藤一人さん著書「微差力」より抜粋

思い返すと、高校で活躍したり、大学生活や社会人となって人生を楽しんでいるOBは、いつもダメ出し食らったり色々頼まれていた選手が多かった気がする。

不思議なものでそんなOB達とは未だに縁が繋がっている。

人生なんてそんなものなのだろう。
アドバイスしやすい選手もまた楽しい人生への近道かもしれない。
それも人間力。

「笑顔と返事」。
幼稚園で最初に教わることだな。
基本が大切なことは人生もまた同じ。

人生はシンプルに。

親も選手も指導者も。

損得の人間関係から離れましょう。
尊徳の人間関係を作りましょう。

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