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2024年頭所感〜余白思考

2024年。
震災に遭われた能登半島地方の方々の心中を察するに当たり一日でも早く日常が戻ることをお祈りいたします。

いつ、どこで、何が起こるかわからない日常の中で私たちは生かされていることを改めて思い起こさせられた2024年年頭となりました。

しかしながら、ネカティブな感情は負の連鎖となります。
それは良いことではありません。
特に子供たちと接する事の多い私達はなおさらです。

何が起こるかわからない不安の要素に目をそらすわけではありません。
心の奥底にしっかりとした認識と信念を持ち、心を整えていることが大切だと思います。

子供たちにとって今日も楽しかった。明日も待ち遠しい。
そんなポジティブな日常、社会を作っていくことが大人たちの役目であると思います。

サッカーの指導者として子供たちと関わり37年目となりました。
日によって子どもたちのパフォーマンスは別人のように違うことに何度気づかされたことでしょうか。

気持ちが晴れ晴れとしているときと気持ちが落ち込んでいるときとでは大人でもパフォーマンスは格段に違います。

夢を持つ。
自分の夢を実現させる。
こんなことも、あんなこともしてみたい。
学びたい。上手くなりたい。
あの人のようになりたい。そんな憧れや希望。

そして子どもたちに接する大人は夢を語って欲しい。
大人も一緒に子供たちと楽しんで欲しい。
大人が余白を持って子供たちに接する事が、子供が夢を持つきっかけになると思います。

余白とは心のゆとりであったり、時間のゆとりであったり、相手を受け入れられるゆとりなのだと思います。
心も身体も窮屈な状態では余白が無い状態だと思います。
余白は周りに安心感を与えてくれます。
一流の建築家は完成されていない場所をあえて残して設計すると聞いたことがあります。正に余白を残しているのだと思います。

楽しみを見つける。
暇を見つける。暇を作る。
子どものサッカー観戦に行く。
大人になってからサッカーを始めてみる。
大人になってから陶芸を始めてみる。
少年少女のようなキラキラした目や笑顔。
1日の中でそんな瞬間が1回でもあればそれは余白なのだと思います。

大人自身が今を楽しまなくては、諭したところで子どもたちの心には届かないと思います。

子供たちが夢を持ち、様々なことを体験し経験し、よいこと、悪いことを自分で判断して行動に移せる人間に成長していける事を願います。
人生経験が子供たちよりある私たちがほんの少しでもきっかけを作ってあげられたら、子供たちは勝手に成長して行くのではないかと思います。

十年一昔の時代から一年一昔の時代になりました。
社会情勢の変化、社会様式の変化、昔の経験が活かせない事が多い時代になりました。
大人が先頭を走って引っ張る時代から、併走して力を合わせる時代に変化してきたように思います。
だったら一緒に考えて子供たちに協力してあげて応援できたらと思います。
それが大人としての役割になってきたのではないでしょうか。

山あり谷あり、めまぐるしい変化の激しい時代に突入しました。
そんな時代を生き抜く子供たちが変化に対応していける人間力を身につけ、子供たちの未来に少しでも夢を与えられる大人になれたらと思います。

八ヶ岳グランデフットボールクラブはサッカーを通じて子供たちの心と身体を育むことに少しでもお役に立てるように、地域が豊かになることに少しでも貢献できる事を理念に掲げて活動しております。

そしてクラブスタッフは、先ずは自分の家族や家庭を大切にすること、妻や我が子を愛し守り続けること。
それができてこそ、人様のお子様に関われるのだと常々話しております。

山奥の小さな弱小サッカークラブではございますが自分たちに出来ることを一生懸命真面目に今年も取り組んでいきたいと思います。

お仲間のサッカー関係者の皆様、地域の皆様、保護者の皆様方におかれましては昨年同様本年も変わらぬお付き合いをお願いすると共に、各々のご家庭が幸せであること、そして益々のご発展を祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

敬具
2024年1月吉日
八ヶ岳グランデフットボールクラブ 代表 田畑雅宏

今日に感謝し、明日も良き日に。CORAZÓN GRANDE!😊


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