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to the next stage

グランデ第18期生送る会を開催しました。
この日は忘れることの出来ない感慨深い一日となりました。

4年前、Jクラブと業務提携を終了し、ベンチャーと提携し、ジュニアユース新グランデアカデミーを設立しました。

地元の子ども達、地域も幸せとなる夢と理想。
現実は上手くいきませんでした。
全ては自分の性善説から招いた甘さです。

それでも夢と理想に迷いはありませんでした。
34年間グランドに立ち続けた指導者としての確信もありました。
夢と理想を貫く生き方しか私にはできません。

私はクラブから離れました。
ゼロからイチを築いたグランデを20年目にして失いました。
人生は順風満帆とは行かない事を思い知らされました。

そんなグランデを失った3年前。
JINという1人の選手だけが翌年残ってくれました。

小学生の中に1人だけ中学生が混じりトレーニングを1年間休む事なく続けたJIN。

そして2021年4月。
14名の選手が加わり新生グランデとしてチーム登録が出来ました。

JINがいなかったら、
翌年入ってくれた14名の子ども達がいなかったら、
私を支えてくれたスタッフがいなかったら、
グランデは存続していませんでした。

グランデは復活しました。

そんなJINをグランデ18期生として無事に先日送り出すことが出来たのです。

デカイJINがひとりグランデの小学生の中に混じりながらトレーニングする姿を眺めながら、
このままJINを仲間達とサッカーをする喜びを味わうことなく卒業させてしまうことだけは絶対にさせてはならない。

その時は代表を辞任しサッカー界から去る。
そう自身の心に強く誓った事が昨日の事のようでもあり、遠い昔の事のようにも感じます。

高円宮杯予選・1期生から歴代キャプテンが巻いてきたCAPマークを巻いて仲間達と一緒に悔し涙を流す事ができました。

こうして私が子ども達に関わり続けられるのもJINの保護者様、そして当時のグランデジュニア保護者様の支えがなくてはありえなかった奇跡と思っております。

人から支えられることがどれだけ幸せなことか。
改めて感じることができました。

JINが過ごしたグランデジュニアユースでの3年間は私にとって、
ボールを蹴る事の楽しさ、
子どもが成長することの嬉しさ、
人と人との繋がりの大切さ等、
2001年グランデ設立の時に感じた大切な事を改めて、これからも大切にしていかなくてはいけないと気づかされたように思います。

そしてなによりも子どもたちと接する居場所があることがどれほど尊いことなのか。
改めて実感することができた貴重な3年間となりました。

今、OB数名がクラブを手伝ってくれています。
そして昨年に続き、今年もグランデ6年生全員がジュニアユースへ上がってくださいました。
他チームからも沢山入会してくださいました。

あの時、夢と理想を追いかける浪漫を貫き本当によかったと実感しています。
「雨降って地固まる」です。

カワイイ子ども達と素敵な保護者様に囲まれて本当に楽しいサッカーの日々を過ごしています。

気がつけば昔のグランデの空気に戻っていました。

ここからです。
JINも私もグランデも。

to the next stageです。

全ての皆様に感謝しかありません。

2022年3月吉日 田畑雅宏

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JINがお母様へ感謝の言葉を伝えられたことが一番嬉しかったよ。

八ヶ岳から世界へ。
コラソングランデ。
努力は必ず報われる。
真実は必ず報われる。

ここまで心も身体もグランデも復活できたのは友人や支えてくれたスタッフのおかげです。

ありがとう😊
仲間のFOOTBALLERS!

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 グランデは私の人生そのものです。そしてスタッフやOBや子ども達保護者様みんなのものです。

ネバーギブアップフットボール。
グランデは家族です。


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