遺言はとてつもなく虚しいです
この世で一番偉いのは電子計算器(岡林信康)
感情を全部お金に計算する奴もいる。逆もたまにいる。
社会保障 (健康保険・年金) －hope social security－
たとえば、あなたが飛び降り自殺をはかって虫の息で救急車で運ばれ(救急車は全国どこでも無料)、手当ての甲斐なく病院で死亡したとする。
その場合、たとえ国民健康，社会保険に入っていても、原則的には保険はきかず、治療費は全額自己負担になってしまう。
民間の医療保険も同様でこれらは例外はない。
いわゆる「故意による」行為は、保険の対象外になる
のだ。ことによっては、自殺は未送に終わったものの、莫大な治療費を請求され、ショックをだすか、改めて死にたくなるなんてこともあるだろう。
そうした自殺者にやさしい葬儀業者をもあると。自殺の場合警察から紹介された葬儀業者に頼んで葬儀をあげたという話が多い。
遺族としては自分で葬儀屋を探すよりは、最初から内情もわかっている警察が紹介し てくれた葬儀屋に頼んだほうが、気が楽かもしれない。
警察は警察で、死体が事件性のない自殺だと判明すると、「後は任せた!」とばかりに 葬儀業者に死体の処理を任せて帰ってしまうそうだ。
飛び降り死体はまるで「お好み焼き」－jumping corpse－
さまざまな死体に関わってきた死体処理業者さんの話。自殺死体はやはりこの世のものとは 思えない「ある意味芸術的な」ものが多いという。たとえば、手首を切って自殺した死体は、部屋中血の海、黒ずんだ血のりで全身べとべとだったそうだ。まあ、手首を切るなら、 そこまでやらないとなかなか死ねないから当然ともいえるが。
首吊り自殺が確実に死ねる－hanging oneself－
自殺といえばまず首吊り、それが日本人トップ独走中。しかも年々その割合を伸ばしている。また、首吊りは顔中に血管が浮き上がり、鼻からも口からも出血、そのうえよく聞く噂の通り、やはりウンコは垂れ流しだという。
首吊りは一見外傷が残りづらいように思えるが、 首が抜けてクラクラになってしまい、棺桶に入れても顔がそっくり返ったままで、首が座らない状態になってしまうらしい。
クスリはほぼ死ねない-drug compulsorydiuresis-
実際、薬物自殺などいうと、300のケースの1%に満たないそうである。
その5%が農薬による死亡だ。純粋に鎮痛薬や睡眠薬などのクスリで自殺した人クスリで死んだ人は自殺者全体の4.9%、
それは想像するほど簡単な自殺手段ではない。
自殺の実況録音テープを残した男-infaling gas-
警察に1本の録音テープが資料として提供された。そのテープは、1時間にわたり、自殺者が自分が死に行くさまを録音したものであり、家族に対する遺言テープだった。この 男性は車のなかに排ガスを引き込み、酒を飲みながら家族の一人ひとりにメッセージを残 していた。テープの最後は「さよなら」を繰り返し、ガス濃度を急速に高めるためか、エンジン音が聞こえ、その後彼はうめき声のなかでアクセルを強く踏み込んだことを示してた 。
それを聞いた警官は、「底冷えのする暗い声。地獄からの招き声としかいいようがない」と書き残している。
脅迫・抗議手段としての焼身自殺-self-burning-
焼身自殺のイメージキャラクター・ベトナムの僧侶にいたっては、身動きひとつせずにそのまま燃えている。 思想や信仰によって熱さを乗り切る、という方法もある。
以下のように焼身自殺を脅迫として使うと、罪になるので気をつけようという例
00年8月、鹿児島県の男性が車ごと市役所の正面玄関に突っ込み、 灯油を撒いて車を全焼させている。本人は軽い火傷を負っただけで済んだのだが、この件 も「建造物損壊」で現行犯逮捕されている。動機は「自殺しようと思った」とのことだったが、ただ単に自殺したいのだったらわざわざ市役所に突っ込んで逮捕されることはない。よく考えて行動しょう。
迷惑すぎるハラキリ-Seppuku-
自傷自殺は、未遂の場合に傷害事件を装うことがよくあるのも特徴だ。
01年3月、福島県の男性は、金がないことから自分の腹部を包丁で刺したのはいいが死にきれず、近所の人に助けを求めたところ、警察や消防署が来て大騒ぎになってしまった。 男性は咄嗟に「自宅で腹を刺され、現金約10万円と運転免許証を奪われた」と説明。しかし その内容に不自然な部分があり、警察が調べたところ、嘘であることが判明、軽犯罪法の疑いがあるとされたが、結局厳重注意で済まされた。
摘出引用終わって感想
私は人を殺すなら自分で死ねとよく母に言われた。生き残って今思うのは人を殺めたいとも思わないし、自殺したいとも思わない。この本を購入したときと感情は移り変わるものと思いました。
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