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"Just Do It" できなかった私が、"Did It" できるかも? 「自分を変える方法」から学んだ行動科学

 多くの人が自分を変えたいと考えているのではないでしょうか。ダラダラとしてしまう自分を変えたい、運動習慣を身につけたい、ちゃんと貯金できるようになりたい……etc。様々な目標があると思います。

 私もまさにその1人で、特に先延ばし癖を改善したいと思っています(運動習慣とかも含めて全部そうなんだけど……)。

 というのも、今の仕事で言えば、締め切りギリギリに原稿に手をつけ始めて、ギリギリバタバタになったり、結局間に合わなくて締め切りを延ばしてもらったり、編集部に迷惑をかけたこともあります(改めてごめんなさい)。

 結局やらなきゃなんだし、早く手を付ければ、余裕を持って仕事もできるし、クオリティアップに力を注いだり、トラブルが起きても早く相談できるので、良いことばかりなのはわかってるし、単純に早く手をつければいいだけの話なんだけど、なぜかそれができない。

 運動習慣にしても、貯金の話にしてもそうで、シンプルにやればいいって話なんだけど(まさに「Just Do It」という話ですね)、それができない。

 「自分はこういう性格、こういう人間だから、やっぱり変われないんだな」そう思っていたところ、「自分を変える方法」という本に出会いました。

 これを読んでみるとなかなか面白かったので、紹介と自分用のメモを兼ねてnoteを書いてみます。

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科学が証明する "キリの良い日" の威力

 この本では「やる気」、「衝動性」、「先延ばし」、「合図と計画」、「怠け心」「自信」、「同調する力」の7つに分けて、自分を変えるための科学的な方法でアプローチを提示しています。

 特に面白かったのが「やる気」のアプローチでした。私も含めて、キリが良い日、例えば年始のタイミングや、四半期が始まるタイミング、誕生日とか、小さいところで言うと週の始まりとか。

 そういう時に新しい習慣を始めることをこの本では“フレッシュスタート”と呼んでいたのですが、フレッシュスタートをしたときは、通常の日にスタートしたときよりも継続率が高いという研究結果が紹介されていました。

 それは引っ越したタイミングとか、そういうのでも良いらしいのですが、確かにキリの良いときに始めると続きそうだという感覚は多くの人が持っていると思いますし、こうやって明文化されることで、なるほどなと思いました。

 この区切りが大きければ大きいほど効果があるとのことで、何気ない週末の始まりよりは四半期の始まり、誕生日や、年始のタイミングなどが良さそうなのですが、見渡してみるとそういうキリの良い日がいくつかありそうです。

 そのタイミングで私も新しい習慣、特に締め切りに余裕を持って、作業を始める、そういう習慣をつけるようにトライしてみたいと思います。

ペナルティを作ることで先延ばしを防ぐ

 ほかにも、「先延ばし」のところでは、“現金利用法”という話が紹介されていました。

 例えば、毎日運動をするという習慣をつけたいとしたときに、「もし、運動ができなかったら500円を支払う」みたいな感じです。確かにそういったことがないように頑張りたくなる気持ちはすごくわかりますよね。

 「500円失いたくないなー、頑張るかー」。そうやって思えそうな気がしました。

 そういえば、似たような内容を以下の本でも読んだことを思い出しました。これも読むのなかなか大変なので、マンガ版とかで良いと思います。

※ 私は、小難しくてボリュームもある原著を1回読むより、ゆるい気持ちでマンガ版とかを繰り返し読む方が好きです。なんか血肉になりそうなイメージというか、より刷り込まれそうというか……。

私の“自分を変える”フレッシュスタートは今日から

 全部書くとネタバレになるので、今回はこの2つだけを取りあげますが、全ての項目において、「真似してみようかな」と思える具体的なテクニックが書いてありました。

 それぞれの問題でアプローチの方法を教えてくれます。人それぞれですし、そのまま使えることもあれば、エッセンスが役に立つこと、もしくは全く役に立たないこともあるかもしれません。

 でも、アプローチがわからないままやるよりは、アプローチがわかった方が確実に改善されると思うんですよね。

 もし、この本を読んで習慣化(本のタイトル的に言うと「自分を変える」こと)に失敗したとしても別にデメリットはありませんし、もし成功して変われたら、大きなメリットなので早速やってみようかなと思った次第です。

 この本の最後には、“行動を変えることは一時的な問題ではなく、慢性的な問題と考え、継続的に何度もチャレンジすることが大事”という話が出てきました。まずはやってみる、そして失敗しても諦めずに何度も挑戦することが大切、そうすると、成功する可能性が上がっていくのかな。そう思わせてくれる本でした。

 ここで最初の話に戻ります。キリが良い日に始めると継続率が高いなら、この本を読了した今日が私にとってキリが良いのだろうなと思いました。早速実践していきたいと思います。

ジャーナリスト / ライター:咲文でんこ

 

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