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AIが描く未来を映す無限の模様

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私が執筆したAI関連の記事を集めています。AIライターとしての専門知識と、テクノロジーユーザーとしての日常的な経験をミックスさせた記事を執筆していきます。
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記事一覧

AIはゲームレビューを書けるのか? 確実に変化する未来について考えてみた話

 私はゲームに関する取材/ライティングにも携わっています。ゲーム記者やゲームジャーナリストという肩書きで表現するとより伝わりやすいかもしれません。  そんな中、テクノロジーの急速な進歩により、生成AIがさらに発達していくと、ジャーナリストやライターの仕事が減るのではないかという懸念をよく耳にします。  確かに、AIの能力は日々向上していますが、私は広義のジャーナリズムの仕事はそう簡単には減らないと考えています。なぜなら、取材やその他の重要な業務は、まだまだ生成AIには難し

生成AIに対する批判から、AIキャンセルカルチャーやメディア報道の姿勢について考えてみた話

今さら私がどうこう書く必要がなく、生成AIの発展が社会に大きな影響を与えています。文章生成AI、音楽生成AI、動画生成AI……、ありとあらゆるコンテンツの生成AIが生まれていますよね。 2022年に「ChatGPT」が登場したとき、Midjounyの初期などは「こんなの使い物にならないよね」と言われていましたが、気がついたら生成される生成物のクオリティも想像できないほどに上がってきました。 これは、新たな可能性や、作業の効率化の可能性を秘めている一方、様々な問題も引き起こ

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AIの時代を生き残るためには創造力が必要だと思った話

 今、まさに時代が変わる転換期を迎えていると思います。そう、AI技術の台頭です。ある人は産業革命以来の大変革とも表現しますし、インターネット以来の最大の発明という表現をされる方もいらっしゃいます。  私もそれらのことについて本当にその通りだと思っています。正直、時代が変わると思いますし、まさに今がその重要な瞬間だと思います。  時代が変わるときは新たなスキルや能力が求められますよね。正確には、必要なスキルや能力が変化するという表現が正しいのかもしれません。  産業革命の

「面倒なことはChatGPTにやらせよう」はAIとの共存時代に必要な創造力を身につける教科書だった

プロ驚き屋ではない私ですが、素人ながらに「これはすごい! ブックマーク必須です」と投稿したくなる本に出会いました。それが「面倒なことはChatGPTにやらせよう」(カレーちゃん, からあげ 著)です。 なぜ、私がそこまで驚いたのか。それは本書がこの先に待っている人間とAIが共存する時代に向けた教科書的な存在だと感じたからです。 私自身、ジャーナリストとしてAIに関連する情報を追いかけて発信もしていますし、日常の様々なタスクをこなすのにもChatGPTをはじめとする様々なA

「才能の民主化」という表現は適切なのかを私なりに考えてみた話

今、SNSで「才能の民主化」という言葉が話題になっています。 盛り上がりのきっかけになったのは 「AI と著作権に関する考え方について(素案)」のパブリックコメントの結果について(個人)その1 にあったあるコメントです。  この表現に関して、いわゆるAI推進派と、反AI推進派の方によるレスバトルが繰り広げられています。そして、私もこの言葉や表現に賛否両論があるのは非常にわかります。  みなさんはこの「才能の民主化」という言葉についてどう思われるでしょうか。それもまた色ん