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内省…偽りの快感(罪悪感を返す)

罪悪感の続き、ぽい

本日というかここ数日の心の動きがちょっと追いつかないほどで戸惑っている。多分本当の意味での内省をここ一ヶ月でするようになったんだけど、そのせいか現実が急テンポで動いているような感じ。ちょっと怖い。

大嶋信頼さんの『チクチク・いやみ・理不尽と感じる「ほんのひと言」に傷つかなくなる本』を読んだらなんか気持ちが大きく変わった。

大嶋さんの本、ほとんどコンプしているけど、自分的にはまれに見る衝撃だった。ブログ動画での大嶋さんの動向を追っているので、知った気になっていたけど、なんかこの本はものすごい根本的な部分に響いてきた。

めっちゃ簡単に説明すると、大嶋さんは悩みや苦しみに対して外在化という考え方でアプローチをするんだけど、もともとその悩みや苦しみは自分のものではなくて、他人(とくに親)から入れられているものだよと。

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親が抱えきれない感情を立場の弱い人に押し付けているだけなんだけど、押し付けられた方はその事実に気づかないから、その苦しみを自分のものとして背負ってしまう。もともと自分のものではないから何をしても解消されることはなく、自尊心や自己肯定感を蝕んでいく。

で、どうしたらいいかというと、もともと自分のものではないんだから持ち主に返せばいいんじゃね?というやり方。

それは怒りで返すのではなく、本人が感じていたであろう、でも自分では認識できずにいただろう言葉を伝えるということ。

母親はもう亡くなっているんだけど、大嶋さん曰く現実にないことをイメージすることは催眠で自分の潜在意識には効果があるとのことで、母親をイメージしながら自分を通して母親が感じていただろう罪悪感や孤立感を言葉にしていく。

「私のことを誰もみてくれない。どんなに大きな声で泣いても叫んでも、誰も振り向いてくれない。手を差し伸べてくれない。苦しい、悲しい、怖い、お願いだから助けてほしい。漆黒の牢獄に閉じ込められて私の叫びは虚しく消えていく。誰にも響かない。」

「でも、それは自分が悪いから。蛆虫の餌になっても蛆虫に対して申し訳ないほど汚物のような自分が大嫌いで、自分に関わる全ての人に対して自分の存在が申し訳ないと思うんだけど、それを償うこともできない。自分の罪が増えていくだけ。もう苦しい。」

これをイメージの中の母親に伝えると、真正面から自分の本質を突かれるからなのかとてつもない巨像だった姿がなんだか等身大の姿に縮まる感じがする。

そういえば、母親に友人は一人もいなかった。ぼくにもちゃんとした友人が一人もいなかったから、自分と母親が似ていることに気づいて抱えてきた重い運命みたいなものに愕然としたことがあったけ。

罪悪感、孤立感、恥辱感、劣等感、いろんなジョーカーが入ったババ抜き。

ルールもわからずにプレイしていたから、ジョーカーを無理やり持たされていた。それで苦しんでいた。

ジョーカーは持ち主に返せばいいんだ。

そうすれば返された方も自分の中でピースが揃いそのカードが昇華されていく。

さあ、どんどんカードを返していくぞ。

母ちゃん、ババ抜きしよう!


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