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タノミノがよく言う「バートランドラッセル」って一体だれ?

僕のnoteには、バートランドラッセルの言葉がたくさん引用されています。
「バートランドラッセルはこう言っています」
「バートランドラッセルによると‥」

ずいぶん多くのコトバをバートランドラッセルに頼っています。

そろそろ「ラッセルって一体だれやねん!」
という声が聞こえてきそうです。

そこで今回は、バートランドラッセル、通称バーティについて解説していきます。

バートランドラッセルは一言で言うと、分析哲学の創始者です。

古代の哲学者は「いかに生きるのが正しいのか?世界は何で出来ているのか?」を考え
近代哲学者は、「何が正しいのか?というのはどういう意味か?」を考えました。
ラッセルを創始者とする分析哲学者たちは、
「そもそも我々が使っている言語は、曖昧すぎてこれらの問いに答えられない。」として人工言語を作ろうとしました。

ここまでが分析哲学者としてのラッセルです。

なんだか小難しいと思ったあなた。同感です。僕もラッセルの分析哲学者としての面はあまり興味がありません。

ラッセルの手腕が最も良く光るのは、そのエッセイです。高校の長文問題で誰もが一回はラッセルに触れているはずです。そして彼は、ノーベル文学賞を受賞しています。

ラッセルはノーベル文学賞の選考委員、ならびに日本の文科省の官僚たちも認める、英語の名文家なのです。

三大幸福論の一つに数えられる。ラッセル「幸福論」。
僕がこれに出会ったのは18の冬。受験に失敗して、人生に絶望して、しゃにむに本を読んでやろうと決意した時でした。

ラッセルは「幸福論」の中で
「幸福の秘訣とはこうだ。あなたの興味をできる限り幅広くせよ。そしてあなたが興味を持つ人やモノに対するあなたの態度をできる限り友好的なものにせよ」

と言います。

ガァーンッと後頭部を蹴られたような衝撃。涙があふれました。

それから5年間、僕はいろいろな古典や、自己啓発本を読みました。
大学ではボランティアや中国に留学したりもしました。
ラッセルのように、さまざまなことに興味を持って生きてきました。

何を隠そうnoteも興味を持ったのでやっているのです。
僕はラッセルに感謝してもしきれません。

そして彼の「幸福論」はほとんど暗記してしまいました。

だから、引用する回数が多いのだと思います。

また今度、詳しくラッセルの話をしたいと思います。

ではまた

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