日本保守党とその魅力
2024/10/29 憂国士 小野寺まさる、小坂英二、伊藤じゅんこ、そして水島社長に捧ぐ
「絶対にこの三人を国会に送り込みます。」百田尚樹が語った七人の侍、「この飯、疎かには食わんぞ」その言葉は、はたして真実であった。開票から二晩明けての「あさ8」での有本百田両氏からの解説は、国政政党になるための戦略を如何に組み立てたか、如何に少数政党、新規参入政党に不利な選挙戦を想定し準備を重ねたか、恐らくは党内での激しい議論と、少なからず意見対立もあったのだろうが、志を一つに何とかまとめ上げ、その目標に向かって一丸となって邁進したことを十分に理解できる内容であった。
有本女史が語る象徴的な小野寺まさる氏との10年来の交流、亡中川昭一氏の命日に自民党を離党した彼の決意、その心を動かした有本香女史の言葉。勝てないと判っていても、党首や事務総長の応援演説の一切を断り戦う決断をしたその漢は3000km以上を道内走り切り、北海道の憂国士の61,903票をわずか2週間で叩き出し、これをもって全国2%の得票率を得て国政政党に至らしめたのだ。はんかちで涙を拭う有本女史の姿は本当に戦い切った、志の第一歩を成し遂げた仲間に対する感謝の心を感じ取ることができた。
加えて心に残ったのは、ちゃんねる桜北海道の献身的な協力である。有本女史はその憂国士水島社長への感謝の電話で話した内容をあけすけなく開陳してくれた。水島社長らしく「憲法改正に関する考え方の違い、外国勢力に支配された現状」などを指摘されたと、意見の相違点があったとしても、日本国のことを憂い戦う日本保守党に対し、「漢、水島」個人としてちゃんねる桜北海道の行動に理解を示してくれたと。
番組では個別の選挙戦の内容には触れなかったが、伊藤じゅんこ女史、小坂英二氏への感謝の念も、言外に感じ取ることが十分にできた。小坂英二氏の選挙戦は、その取り組んできた問題を切々と語り続ける言葉に多くの聴衆が聞き入った事だろう。伊藤じゅんこ女史の地元群馬における外国人問題を心に訴える言葉で伝え続けた。彼らのこれまでの地位を捨ててでも立ち上がり、戦った彼らに感謝の気持ちを伝えるとすれば、その言葉しかなかっただろう。「絶対にこの三人を国会に送り込みます。」
追伸1
百田尚樹氏はその発する言葉から、常に大きな誤解や疑念を産み出すことは知らない人はいないと思うが、彼の構成作家としての組立能力、人は論理だけでは動かないことを理解した上でのユーモアや皮肉、強弁を重ねていること、彼の真意がどこにあるのか?落ちがどこにあるのか?をもう少し考えて見守っていくのがよいと思う。開票特番での悪ふざけはあの茶番と化した、民放各局での選挙特番と比較して、私にとってはなんとも心地よいものだった。
追伸2
水島社長はちゃんねる桜を通じて長年戦い続ける一見強面の紳士だが、最近のワクチン反対のデモ活動での献身的な姿勢や、左派と思われがちな原口一博議員や、参政党を離党し日本誠真会を立ち上げた吉野敏明氏など、多くの憂国の志士を番組に呼び、本当に日本を護ろうとする保守言論人の連帯を働きかける、本当に国士だと最近つくづく感じ入る。保守が本来議論すべき内容に真摯に向き合う姿勢には、日本保守党も議論に参画し、保守の在り方と政策論議を幅広く行うきっかけになればよいと心から思う。
2024/10/29 マイク納めで語る「感謝のこころ」
選挙戦最終日、10/26の日本保守党のマイク納めを見て色々と書き綴ったものの投稿せずにいたが。
東京と大阪でのマイク納めは、とにかく感動した。百田有本両氏の、選挙スタッフとボランティアへの感謝の念、聴衆に深々と頭を下げる二人の姿をみて、一所懸命に、なりふり構わず戦ったこと、仲間を気遣い、その仲間もそれぞれの出来る力を精一杯振り絞って、戦った人たちの言葉、言葉は出さずともその表情から十二分に読み取ることが出来た。
北海道、北関東、南関東、東海のいずれの地区でも同様に感動のフィナーレを迎えていたことと思う。ようやく心の底から思う気持ち、本音を言葉に乗せて語る人々の集団が誕生しつつあることを少し嬉しく思った。
2024/10/15 百田尚樹「七人の侍」にはせる想い
久しぶりの百田劇場は泣かせるものだった。果たしてその言葉は本物なのか?多くの人々は彼がポピュリストだと言うのだろう。探偵ナイトスクープの構成作家として関西を中心に日本全国に笑いを届けてきたこの漢の本質とは何か。笑いの一方で百田尚樹がベストセラー小説で伝えてきたもの。日本人としての生き方そのものを「永遠のゼロ」「海賊と呼ばれた男」で描きたかっただろうか。
日本保守党が勝負を賭ける総選挙を前にして10/12のYoutubeチャンネルで「七人の侍」百田劇場が始まった。冒頭から感極まったその漢は、徐々にボルテージをあげストーリーテラーの話術の世界へと誘っていく。どんな真面目な政治の話でも、どんな悲しいストーリーでも、笑いを交えて、喜怒哀楽を時折はさみ人々を引き付ける。
「わかった。もうわめくな。この飯、疎かには食わんぞ」貧しい農民が切羽詰まって島田官兵衛に迫った時に、彼が言ったこの言葉「疎かには食わんぞ」。そして仲間を探す官兵衛が出会った元配下であった物売り七郎治が「金にも出世にもならん戦があるが付いてくるか」と聞かれ、間髪入れずに七郎治が答えた一言「はい」。そしてニヤリと笑う。
百田尚樹とその言葉、気持ちに答えた30名の志士たち、そしてそれを支える多くの仲間たち。彼らの奮戦と彼らを応援する人々、その言葉に感化されて心を動かす人々をここから二週間、見守っていきたいと思う。この戦いが終わる頃には彼の言葉が真実であったのか少しでも理解できるのかもしれない。
2024/10/11 有本氏「消費税減税」について
今朝のあさ8にて有本香氏は消費税減税について更に一歩踏み込んだ発言を行った。「出来る限り経済の自由度を高め、新自由主義ではなく規制すべき所は規制する。消費税を下げ、消費活動、経済活動を活性化すること、その環境を作るのが政治の役割である。事業を行う過程で様々な名目で課税し最終生産物にも課税する。大変おかしな状況になっている。消費税を下げて経済環境の気分を高めるしか方法はない。」
これに対し京都大学教授 藤井聡氏も「経済合理性から考えて消費税減税の一択である。」と応じた。
これまでの番組内での発言では、百田氏の消費税減税の必要性に対して強く同意はしていなかったが、その必要性を認識し更に一歩踏み込んだ発言を行ったように感じた。他党の消費税減税にも触れていたが、より日本経済の課題を見据えた発言となっており好感度が持てた。一方で財務省の入れ知恵がふんだんに詰め込まれた、自民党税調が仕切る複雑で彼らなりに理論武装しているであろう税制に対し、世論形成と共に行政運営として対応していくのか、現時点では求められないかもしれないが、これをどう突破するのかという戦略立案が考えられれば、その主張に深見と現実性が増していくのだとおもう。
2024/10/9 肛門科女医佐々木みのり先生出馬表明。日本保守党は苦しみに寄り添える政党なのか。
昨日の近畿比例区における有本香事務総長から発表されたこの一言は少し胸を打つものがあった。兼ねてから百田尚樹ちゃんねるでの爆笑トーク、有本香ちゃんねるでの真面目な健康トーク、それ以前であれば内海聡先生との激辛トークで健康とおしりについて楽しませて頂いていたが、コロナワクチン接種による健康被害と政府の欺瞞に医師の先頭に立ちあがり行動されている、みのり先生であるからに他ならない。
日本保守党は番組あさ8の中で、ワクチン接種について疑問を提起していたが、政党として立場を明確にしてきたとは言えなかった。Youtube番組を継続する上では仕方のない措置としてみることも出来るが、国政政党足らんとする姿勢としては不十分と批判してきた。その意味からも近畿比例名簿2位という心積もりにその意思を垣間見ることが出来たと思う。
30年間上がらないサラリーマンの給与、移民問題に苦しむ川口市民や該当地域住民、消費税に苦しむ多くの人々、家族を拉致され苦しむ被害者家族、そしてワクチン被害に後遺症に苦しむ人々、家族を弔えず見送った多くの人々、時折流す百田尚樹代表はじめ辛口、時には毒舌を繰り広げる、みのり先生や仲間たち、その言葉の裏、そこにはそんな苦しむ人々へ寄り添う心を感じることが出来る。創られた弱者救済の欺瞞ではなく、不正義に苦しむ人々に寄り添うことの出来る政党でもあってほしいと願います。
2024/10/3 日本保守党 有本先生の素晴らしさ2
なんだか有本先生応援団に成りつつあることは置いておいても、有本香先生はとにかく素晴らしい。今日は朝からスカッとした気持ちになった。知識の基盤が膨大にあるからゆえに、新たな考え方を補完して、圧倒的スピードで論理構成し発信できる。勿論人だから間違える事もあるし、足らない知識分野はあるかもしれないが、これだけの知性と行動力をお持ちの方であれば、日本の未来を託してみたいと思える気がする。当然、一朝一夕に物事は動かせないが、この御人の力で、独立自尊を勝ち取る一歩を踏み出してほしい。国際政治の中の日本をようやく語れる人が出てきたという印象を強く持った。残された課題は一番大きく深いものだろう。
有本先生の発言要旨
LGBT法に見られるバイデン政権の言いなりに法制化する、日本の価値観を全く省みないことをやってしまう。日本が内政においてまで米国に従属するこの関係は克服すべき。「何が何でも反米でなければならない」という一部の保守派の人たちは全く現実を見ていない。今の力関係で米国を敵に回して良いことはどこにもない。子供の正義感では困る。安全保障については、日米同盟を堅持した上で、核保有国に囲まれた中で、如何にして防衛力を高め、自分たちの独立自尊を維持するかを考え、且つ米国に内政に介入させない体制をどう作るかしかない。GHQ及び米軍が日本の内部、価値観、国体を変えてしまった。このことを一つ一つ変えていかなければならない。だけど安全保障まで一緒くたにしてはいけない。武器を購入するのであればもっと良いものを買えばいい。日本防衛のためには日米同盟は今のところ必要。但し米国が日本の国土と国民を守るわけではない。
概ね評価できる内容だったが、恐らくまだ雁字搦めの日米地位協定と密約、合同委員会と官僚支配の関係についてまでは根本研究には至っていないのではないかと思われた。休戦状態にある朝鮮戦争の国連軍が駐留し続ける米国占領軍が作った法体系は、それほど簡単に乗り越えられる内容ではないからだ。何年後であっても、仮に政権に入った場合に突き付けられるものを今の時点で学んでおくことができなければ、今の考え方では一瞬で捻り潰されてしまい且つての民主党の如く何もできずに散ってしまうだろう。この理解が十分に出来た後に表れてくる深い洞察と戦略構築を是非とも拝聴してみたいと思う。
三島由紀夫、石原慎太郎も絶対に考えたはずだ、しかしその時点でこのこと全てが見えていたわけではなかった。それは戦後50年、60年を経て初めて米国公文書が公開されてはじめて明らかになったことが多数あるからだ。彼らに見えていたらどうしただろうか?その意味で三島の言った自衛隊よ決起せよ、石原慎太郎の言った憲法無効論は、これが見えていなかった時点では正しかったのかもしれない。
2024/10/2 日本保守党とその魅力「人間らしさ」
改めて日本保守党の主だった候補者、所属議員を上げてみよう。
名古屋市長 河村たかし氏、事務局次長 広沢一郎氏、荒川区議 小坂英二氏、伊勢崎市議 伊藤純子氏、東三河支部長 竹上ゆうこ氏、らが私がこれまで知る所属議員および候補者だ。(私のリサーチ不足で名前を挙げていない方々には先にお詫びを申し上げておきたい。)
ここで気付くことは、ぞれぞれの方々のこれまでの言行と信条を私でさえ知っているということだ。つまり政党に対する注目は勿論だが、候補者選定において人間味のある、そして地道な活動を続けている人たちを選び出し、加えてその候補者プロデュース能力が高いように感じるのだ。党員の方々は百も承知だろうが、個々の候補者や議員への関心が極めて高く、その人間味まで党員の理解を得ていること、ここは百田先生の”探偵ナイトスクープ”の真骨頂である人間臭さなのか構成作家能力なのか、または有本先生の人を見る方法論なのか、何か特別なものを感じてしまうのは私だけだろうか?
自身の選挙区で過去に票を投じた候補者が、例えどの政党に属していようともそこまで関心は寄せていない。政党ではなく候補者の言行や信条に党員が関心を寄せている。そのような政党は、はじめてのように思う。
個人的に小坂区議を応援するものとして、小坂区議のXでのポストが通知されると、瞬く間に「いいね」がつき、投稿内容に対するリプライやリポストがなされる。小坂区議も毎度内容の難解さを考えてポストされているように思うが、それによって議論の喚起もなされる様子が典型的に思う。応援する党員も小坂区議の長年にわたる地道な取組みをしっかりと理解している。
最初の所属候補者として有本先生のYoutube番組で紹介された竹上ゆうこ氏については、在米経験や豆腐屋のおかみとしての素性を私でも記憶しているし、落選こそしたものの出陣式に臨んでは有本先生や河村氏も駆けつけた記憶はなかなか消えるものではない。河村氏、広沢氏、伊藤氏についても同じことが言えるのではないだろうか。
加えて各人を有本先生が紹介する際は、くどいほど繰り返し、例えば河村市長とのはじめての出会いと南京事件について、結党打ち合わせでの世界の山ちゃんの話など、エピソードとそれぞれの人間味をまぶして語る様を考えるとなるほどと思えてくる。
対局に位置する某党は、リーダーの発信力と行動には注目されるが、各候補者の名前と顔は一致しても、その素性や過去の言行、思想信条、人間味にまではなかなか記憶していない。ましてや既存政党などは尚更だ。自民党の大臣ですら、石破茂ですら、今さら過去の言行を調べなければ判らないくらいだ。
簡単に言えば党員はファンとしても捉えることができるが、そのファン作りにこそ日本保守党を躍進させる原動力になりえる大きな要素があるのではないかと思う。日本保守党という政党は勿論だが、各候補者を一人の人間として捉えるこの姿勢はこれからの政治の在り方に一石を投じることになるかもしれない。
2024/10/1 日本保守党 有本先生の素晴らしさ
あさ8の感想、まとめを終了したわけだが、聴かないわけにはいかない。なぜなら、河村代表の出馬がリークされ、総選挙予定がハッキリしたからには、今後の第3極の動静チェックは必須事項になるからだ。本日の有本百田両先生の出演回は素晴らしかった。特に有本先生の対応力、柔軟性、懐の深さについては大変舌を巻く。論理構成にまではまだ少し時間を要する気がするが。
重要なポイントが幾つもあったと思うが、この選挙前の大事な時期に、失言を出来るだけしないことを前打ち合わせしているのではないか?と思わせる展開が随所に見られた。選挙モードでのあさ8の使い方を相当意識し始めたと言っていいだろう。そして重要な論点について踏み込むことも始めているように感じた。日本保守党の中で、幅広い情報、意見を取込み、適切なバランスを考えられるのは有本先生以外にはありえない。
1. 百田先生がワクチン批判の度合いを河野太郎批判と絡めて、もう一歩踏み込んだ発言をした。ワクチン批判を全面的に行うことの危険性も一方で理解し、慎重に進めているとも言える。レプリコンワクチンを遺伝子組み換え製剤の高齢者定期接種が10/1開始された、程度はニュースとして取り上げてもいいと思うが。
2. 高市支持者に向けた適切な発言を相当考えて行っている。総裁選で応援しなかったことは当然だが、内心はどう考えていても、高市支持者をどう取り込むか、これを考えた発言に違いない。
3. 国際時事ニュースを臨時ニュース的に取り上げ、国際関係への関心度合いを着実に高めている。ただし中国ロシアに対する捉え方は要注意
4. 日本の軍事力を高めることが最も大事と、日米同盟絶対主義からやや主張をずらしていくテクニックが素晴らしい。
5. 安倍さんのコメントについて百田先生の口籠った所が評価できる。有本先生の政治家評価の怪しさへのフリに対して百田先生は答えない。これも素晴らしい。
国際関係についてはまず毎日の時事ニュースを流し読みでいいので、全て読み込んでいくことが必要に思う。先に先入観があると誤った認識に陥りやすい。1ヶ月もすれば感覚は相当冴えるだろう。重要なことは専門家に頼らないことだ。国内政治については専門家の意見は聞くが根本哲学が明確であれば、ひとつの情報として処理できる。国際関係も同様に考えられるなら何ら心配はない。但し根本に日本が米国の属国となっており、雁字搦めの縛りがあること、下手をすると戦争させられる危機、日本国を焦土にされる危機感を持つことこそが出発点であることを再度釘を刺しておきたいと思う。
これに関する適切な書物は矢部宏治氏の『知ってはいけない「この国を動かす本当のルール」とは?』だ。この二冊に全てが詰まっている。斜め読みでも十分に根本原因を理解できると思う。
このことを頭のどこかにおいた政治家は故中川昭一氏と故石原慎太郎氏、安倍総理、存命の方では原口一博氏くらいしか思いつかない。青山繁晴氏は表立って聞いたことはない。
調べてみると櫻井誠氏、山本太郎氏も横田空域について言及していた。この日本半主権国論は一歩間違えばトンデモ、陰謀論として扱われる危険性があり、尚且つ左翼の反米思想の根拠にもなっていると思われる。しかしながら左翼の調査能力は右翼の口だけとは比較にならないくらい高い。表現を間違えると、完全に左翼と間違われる危険性があるので注意が必要。これこそが三島由紀夫の言うところの「天皇さえ認めれば右も左も一緒に戦えるじゃないか」と言った言葉の意味だと私は思う。
これを基に対米独立を如何に友好関係を保ったまま成しえるか。この思想の理解と適切な発信ができた時に、保守層はおろか立憲支持者層や維新浮動層までを日本(ニッポン)という概念で包摂し、豊かさと強さを追い求める理念を、日本人一人ひとりに素直に受け止められる。そんな時代が待ち遠しい。