あの時あの台〜疾風編〜 ㉓パチスロがんばれ元気!

時系列的にはちょっと前後するけど、強烈な記憶(トラウマ)が今でもよみがえる台、頑張れ元気!について。

台の特徴としては、ARTが強力、ということしか覚えていない。よく打った。そしてよく負けた。原作の漫画が好きすぎて、勝ち負け関係なく、ひたすらに打った。原作の画風が好きなだけに、通常時のポリゴンチックな液晶演出がちょっと嫌だったけど、たまに出てくる原画の演出がものすごく嬉しかった。

基本、元気(幼少期)か、元気(青年期)が道路を走っているだけなんやけど、お父さんと土手に転がって空を見てるステージがあって、そのステージでは空に何か(星的な)が浮かぶと何かしらが確定するという一発告知タイプのステージというか。

この、一発告知ステージがタイトルのトラウマの舞台。この台確か天井が950Gやったはずなんやけど、この夜空見上げステージにした状態?(もしかしたら自分でステージを選べたんかも)であと天井まで100Gくらい、てのが最後のはっきりした記憶。

この後不可解なことに1500Gくらいまで、ひたすら星空を眺め続けることになる。それだけなら大したトラウマにはならんかったはず(金銭的には十分トラウマレベルの痛手)だが、何とも恐ろしいことに、気づけば液晶画面が絶妙にバグって、水たまりに油を落とした時のような色合いの空を延々1時間見つめながら500G以上回し続けるハメに。これにより一層のホラー体験となったという次第。まさに、台を回しながら宇宙と一体化していく過程を体験したというか、台と完全にシンクロした状態で回していたというか、ともかくも、SFファンタジー的スロット体験だった。

極めつけは、解析によれば、天井は950Gとはっきり書いてあるのに、全くARTに入るような案内も無く、ずっと通常時が続いていたということ。全く動きが見られないため、手持ちの資金を考慮して止む無く撤退(正気に戻った)したが、あの台は一体どうなっていたのか。自分は幻覚でも見てたんかな。

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