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なぜインクルーシブデザインを行なう会社がノーコード開発に力を入れるのか

株式会社方角の方山と申します。突然ですが、弊社は2022年4月、ノーコードWEB制作ツール「STUDIO」の認定パートナー「STUDIO Partners」となりました。
参考:弊社のPartners紹介ページ

株式会社方角 公認パートナー認定のお知らせ の画像
当時はこんなPRも出させていただきました。ありがとうございました。

STUDIO Partnersとは
クライアントワーク事業においてSTUDIOを活用している企業・団体・個人事業主を公認として認定することで、事業を支援・促進するためのプログラムです。

STUDIOでのWEB制作を本格的に始めたのは、遡ること2020年。代表である私方山がフリーランスデザイナーになったばかりで無一文だった頃、ライスワークとして始めたのがきっかけです。

会社化した現在、エキマトペYY Probeなど、聞こえない方・聞こえづらい方向けのプロダクトを企業様と開発する、いわゆる「インクルーシブデザイン」を行なっています。また障害者雇用の分野や、聴覚だけでない障害のある方をデザインで支える事業も将来的に行ないたいと考えています。
しかし、いまだにSTUDIOをはじめとしたノーコードツールでの業務も、むしろ積極的に行なっています。一見関係がないように思えるこの事業ですが、私は深い関係性があると考えています。

「障害のある方向けのコンテンツを作る専門の会社」とならずに、STUDIOをはじめとしたノーコード開発も積極的に行う理由を今日はご説明したいと思います。
※この記事はアフィなどではありません。方山が勝手に書いているものですので、ご了承ください。

ノーコードについて
ノーコード(Nocode)とは、プログラミングの開発やスキルを必要としないWEB制作やアプリケーションの開発方法のことです。

STUDIOについて
HTMLやCSSなどのコードやテンプレートに縛られることなく、自由自在にデザインと公開が可能なノーコードWEBデザインツール。CMSで動的な情報も更新が可能。

なぜノーコードなのか

理由1・プログラミングを使わない

従来のWEB制作は、プログラミングの技術がないと作れないものでした。しかしノーコードプラットフォームではプログラミングの技術が必要ありません。
これはプログラミングという技術を習得しなくても、よりシンプルな開発の方法により、雇用が創出することを意味します。ディスレクシア(識字障害)を始めとした、何らかの理由で文字を読むことを困難とするためコードを扱うことが難しかった方の仕事の幅が広がると考えられます。

理由2・更新性が高い

WEBサイトが完成した後に、細かな更新や誤字脱字を発見した際も、わざわざ制作会社に修正を依頼することが普通でした。
しかしノーコードツールを使用すれば、細かな修正などはお客様自身で行なうことが可能です。
電話をすることが難しいお客様や、なんらかの理由でコミュニケーションを取ることが難しいお客様も、ご自分で更新をすることが可能となり、コミュニケーションコストが下がります。

理由3・デザイナーの担当範囲が広い

WEB制作を行う上で、これまではデザイナーとプログラマーがコミュニケーションを取りながら進めていくことは普通のことでした。
しかしノーコードツールの多くは直感的にデザインをツール上ですることが可能なので、基本的にはデザイナーが担当する範囲が広くなります。
関わる人数を減らすことができるので、社内外共に情報の伝達ミスが減らせますし、何らかの理由でコミュニケーションを取ることが難しい方も、比較的挑戦しやすい領域なのではないかと考えています。
実際弊社もプログラマーは現在おらず、デザイナーだけで案件を回せている状態です。担当する人数が少ないので「伝えることが多すぎて口頭で話す他ない」ということにならず、耳の聞こえないデザイナーも聞こえるデザイナーと同じように働くことが可能です。

【余談】なぜSTUDIOをよく使うのか

STUDIOは単純にノーコードツールの中でもデザインの自由度が高いのも魅力ですが、特別な思い入れがあります。

これまた遡ること2018年。まだ新卒デザイナーだった私は自分のポートフォリオサイトを作るため、リリースされたばかりのSTUDIOを使ってサイトを作っていました。
探り探りの作業だったため、途中で操作がわからなくなりました。公式ページを見ると、「わからないことがありましたらいつでもご質問ください」の文字が。とりあえず打って送ってみると、なんと代表の石井さんから直接丁寧な解説メールが。私は感激したのでした。

STUDIOの石井さんと私のメールでのやりとり。
今考えると超初歩的な質問をしている私と、優しく教えてくれるSTUDIO代表の石井さん。

それ以来「STUDIOはサポートが充実しているからチャレンジしやすい」という認識がなんとなくあり、2年後にフリーランスになった際も、まずSTUDIOの技術取得からチャレンジしてみることにしました。
サポートは今や石井さんのメールではなく、コミュニケーションチームの皆さんによるチャットとなりましたが、変わらず丁寧な返信に毎度感動しています。Partnersになってからもたびたび思うのですが、本当に利用者のことを大事にされているプロダクトなのだと思います。いつもありがとうございます。

結論

もちろん他にもアクセシビリティもしっかりしてるとか、そういう面もあるのですが、今回は「ノーコードという技術を使うことでこういった可能性が広がる」という観点でまとめてみました。
ノーコード開発は、お客様の可能性も、そして雇用も広げることができる素晴らしい技術です。まさに多様な人が尊重されるこの時代にぴったりなアプローチ方法です。
弊社は現在は主にSTUDIOに力を入れていますが、今後もノーコードのアプリ開発やECサイト開発など、ノーコードにはより力を入れていきたいと考えています。

ノーコードの開発なら方角まで!

株式会社方角では、STUDIOをはじめとしたノーコードツールでの開発のご依頼をいつでもお待ちしております!
ちなみに弊社にご依頼いただいた場合、無料で更新マニュアルもお送りさせていただいております。
音声版もご用意しています。動画版は現在制作しているのでお待ちください(ごめんなさい)

まずはお気軽にご連絡ください!
参考リンク▼
株式会社方角 STUDIOサービスページ
株式会社方角 STUDIO Partners紹介ページ(最新の実績はこちらの方が多く載っています)

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