電気興業の生みの親が時代の顔に!~渋沢栄一の功績を追って~
こんにちは!電気興業公式noteです。
新しい紙幣が改刷されましたが、もうお手にされましたか?
新千円札は「近代日本医学の父」と呼ばれている北里柴三郎と葛飾北斎が描いた『富嶽三十六景(神奈川沖浪裏)』
新五千円札は生涯を通じて、女性の地位向上と女子教育に尽力した教育家、津田梅子と藤の花。
そして、新一万円札は生涯において数多くの企業設立などにかかわり、“日本近代社会の創造者”と言われる渋沢栄一と東京駅丸の内駅舎。
今までの紙幣は20年もの間使われていたとのことで、新札にはまだ違和感を感じてしまいますが、段々慣れていくのでしょうね。
さて、新一万円札の顔になった渋沢栄一、以前の記事で弊社とのかかわりを書きましたが、覚えてますでしょうか?
当社の前身である日本無線電信株式会社は、渋沢を設立委員長として設立されました。つまり、渋沢は当社の生みの親と言っても過言ではありません。
ということで、当社の生みの親のことを詳しく知りたい!伝えたい!と思い、今回は渋沢栄一のミュージアムに訪問してきました。
東商渋沢ミュージアム
丸の内のビジネス街のど真ん中。丸の内二重橋ビル
え?こんなところにミュージアムが?という立地です。
そして、当社の本社が入る「新東京ビル」の隣!
なんという偶然!
東京商工会議所について
東商は東京商工会議所の略。東京23区内の会員(商工業者)で構成される民間の総合経済団体です。渋沢栄一が「民の繁栄が、国の繁栄につながる」という想いのもと「東京商法会議所(後の東京商工会議所)」を設立し、渋沢が初代会頭に就任しています。
そういったご縁で、渋沢関連の品を所蔵していた東京商工会議所がミュージアムを開設し、渋沢の功績および精神の普及活動の一環としています。
1階の東京商工会議所受付前は新一万円札発行にちなんだ特設展示で発行に向けて盛り上がっていました!(2024年6月20日 取材時点)
東商渋沢ミュージアム
直筆の書簡、東京商工会議所設立にかかわる書類、貴重な資料が展示されています。
なかでも渋沢のすごさを感じられるのは、設立に関わった企業の数。
その数、なんと481社!(※東京商工会議所調べ )
こうしてみると、『偉業』と呼ばれるのが納得できるすごさですね。
当社の前身の『日本無線電信』の名前を発見!
そして、NHKさんもそうなんですね!
隣の部屋には、渋沢の銅像の数々が紹介されています。
東京商工会議所のスタッフの方が、都内近郊に足を運んで撮ってきたものも含め、約30体の銅像の写真!
関わった企業数もですが、渋沢の影響力の大きさがわかりますね!
それにしても、いったいどれだけの銅像が作られたのでしょうね?
ミュージアムでは渋沢栄一グッズも販売中!
せっかくなので新一万円風のメモ帳を買ってしまいました。
編集部のデスクで大活躍(?)しておりますよ~
ちょっと一息、渋沢栄一を飲む!?
商工会議所1階受付そばのタリーズコーヒー東京商工会議所ビル店
こちら店舗限定! 7月31日までの期間限定で『渋沢栄一ラテ』を販売中!
我々も取材の振り返りに、渋沢栄一ラテでちょっと一息。。。
東京駅丸の内駅舎
そして、新一万円札の裏に描かれている東京駅 丸の内駅舎へも足を延ばしました。ちなみに、東京駅は当社本社の最寄り駅の一つでもあります。
東京駅のシンボルでもある赤レンガ駅舎
こちらも渋沢とかかわりが深く、この赤レンガを製造したのが、
渋沢が設立に関わった会社の一つ「日本煉瓦製造株式会社」でした。
紙幣って、偽造防止の工夫でもあるんですが、
緻密に描かれていますよね。
東京駅丸の内駅舎も、そのまんま!
渋沢栄一の想いを胸に
最後に。
当社の生みの親である渋沢栄一。
その偉業の数々に触れ、身が引き締まる思いでした。
特に、印象に残っているのが、
東商渋沢ミュージアムに展示されていた「業精于勤荒于嬉」の書。
業精于勤荒于嬉
業(なりわい)は勤(つと)むるに精(くわ)しく嬉(たの)しむに荒(すさ)む。
【大意】
勤勉に学業(事業)を進めるならばすばらしい成果が期待でき、
働かず怠けていれば荒廃してしまう。
渋沢も一足飛びに「偉人」となったわけでなく、ひとつひとつの事業に勤勉に向き合ったからこそ、今日まで伝わる偉業を達成しました。
当社の生みの親。渋沢の思いを胸に、わたしたちも日々精進してまいります!