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最近見た動画には、探偵弁護士が登場していました。といっても、カッコいい”法廷ヒーロー”ものではなく、”不倫&離婚”ものです。このような動画が溢れているということは、やっぱり離婚や不倫は後を絶たないということなのでしょうか?。それとも、周囲にそんな人がいなくて珍しいから、そんな動画を見ているのでしょうか?。

探偵と弁護士はもちろん全然違います。探偵には、弁護士のような国家資格があるわけではありません。一応、探偵の能力を示すための民間資格はあるらしいのですが、それがないと探偵になれないわけではありません。一方、弁護士になるためには最難関な国家試験である司法試験に受からないといけません。その後にも司法修習と言って長い研修期間があります。

探偵には、学歴や性別による縛りはありませんから、基本的にはどんな人でも探偵になることができます。しかし、弁護士になるには勉強する期間を含めても最短でも数年、場合によっては10年以上かかります。弁護士の資格は法律でも守られていて、弁護士でないのに弁護士を名乗ることは”立派な”犯罪になります。弁護士でもないのに「私は弁護士だ」といって詐欺まがいのことをすると、”本当の弁護士”にお世話になることになります。

浮気調査などでは、探偵は、浮気の証拠や調査対象(旦那/妻)の行方を掴むことが仕事です。例えば、調査対象が不倫相手と一緒にラブホテルへ入るところを捉えた写真を撮ったり、不倫相手の素性(名前や住所)を調べたりします。ただし探偵には、不倫の証拠を調査対象に突きつけて不倫を認めさせたり、損害賠償請求したりする権利はありません。

このような、証拠を元に損害賠償請求などの法的措置をとることができるのが弁護士です。弁護士は、依頼主の代理人として不倫相手と交渉したり、離婚裁判に出廷したりできます。このような権限は、弁護士にしか与えられていません。そういうわけで、弁護士になるのは難しいし、法的にも保護されているわけです。

テレビドラマや小説、動画などには”探偵や弁護士”が普通に登場しますが、私は実生活で弁護士や探偵にあったことがありません。実在はしているのでしょうが、全く接点がありません。郵便ポストには探偵事務所のチラシが時々入っていますが・・・。やはり、平穏な生活が一番です。今後も、探偵や弁護士にお世話にならないことを祈ります。

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