最近はあまりテレビを見ていないので、よく分からないのですが、昔はこの時期に『ピッカピカの一年生』のCMが流れていました。この場合の一年生は小学一年生のことですが、新学期になれば多くの一年生が誕生します。
小学一年生、中学一年生、高校一年生、大学一年生、大学院1年生、社会人一年生などは、入学や入社による一年生ですが、一方で退職によるニート一年生や高齢者一年生という人たちもいるでしょう。
私が小学校に入学したのは半世紀以上前なのですが、入学式のことだけは何となく覚えています。おぼろげな記憶では、その時は桜が満開だったような気がします。入学式の記憶はほとんどありませんが、入学式後にどの教室に行けばよいのか混乱したことを覚えています。入学式直後にクラス分けがありましたが、小学校側の段取りが悪くて、誰がどのクラスなのかがわからずに現場が混乱していたことを覚えています。
その後、クラス分けが何とか終わって、担任の先生に引率されて教室に向かいました。初めての教室は、色紙で作った輪っかのリボンで飾られていました。また、それぞれの机には名札用の色紙が貼られていて、名前がひらがなで書かれていました。
最初の一週間は午前中だけの授業で、給食を食べたら帰ることができました。しかし、私は偏食児童だったので完食するまで帰ることができず、お昼休みになってもずっと食べていました。そうこうしていたら、最初の1週間限定の掃除担当の二年生が来て「まだ食べてるの?。残していいから帰っていいよ」と言って、教室から追い出されました。これが小学校一年生の入学当初の思い出です。
こんな私も還暦を過ぎました。あと何年かすると、高齢者一年生になります。
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