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我家の家訓 ”だまし だまし”

 我家には、私が勝手に決めた”家訓”があります。それが”だまし だまし”です。漢字では”騙し騙し”と書きます。何だそれ、日本語の意味を知らないんじゃないの、と思われた方も多いでしょうが、我家の家訓は”だまし だまし”です。

 ”だましだまし”は、もともとは、「その場を何とか取り繕いながら」のようにネガティブな意味で使われます。例えば、「パソコンの調子が悪いけど、だましだまし使っている」みたいな感じです。しかし我家では、この”だましだまし”をポジティブな意味、つまり臨機応変として使っています。

 ”だまし だまし”を検索していると、『人間関係の極意は”だましだまし”です』というサイトが見つかりました。人間は、一人一人個性があります。なので、円満な人間関係を築くためには、相手にあわせて柔軟に対応する必要があります。つまり、”人間関係でのだましだまし”は、相手の調子を見ながら何とか取り繕いつつ、やり取りしていくということです。”だましだまし”をやらない人間関係は、ギスギスしてしまいがちです。それは、相手の調子をみたり、相手に合わせて手加減しないことになるからです。

 ”だましだまし”は、仕事の上でも役に立ちます。私の職場には、いつでも仕事を完璧にこなす同僚がいます。この同僚には、仕事先のトラブルを”だましだまし”で何度も助けてもらったことがありました。こんな完璧な同僚でも大きなミスをすることがありました。出張先に、仕事に持って行く”大事なモノ”を忘れてしまったのです。流石に自分のミスなので焦っていましたが、いつもの”だましだまし”の能力を発揮して、事なきを得ました。

 何にでも当てはまると思いますが、”完全や絶対はない”ことを自覚しないといけません。失敗をしたときには、それをリカバーできる力(騙し騙し力)が重要です。”だましだまし”の大切さに気づいて頂けましたか?。


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