この人にマイナス1票!
昨日、岸田首相が衆議院を解散したので、いよいよ衆議院選挙です。議員さんたちにとっては、国会に戻ってこれるかどうかの死活問題です。私は政治家の親戚や知り合いはいませんし、私にとっては遠い世界の話ですが、政治に関心が無いわけではありません。
選挙のたびに、よく言われているのが若い世代の投票率の低さです。これは次のような悪循環を起こします。「お年寄りに好まれる政策」→「お年寄りからの得票」→「議員に当選」→「お年寄りに好まれる政策」→・・・
若い世代に選挙に参加してもらうためには、「選挙に行くのは国民の義務だ」と正論をかざしても無意味です。若者世代が選挙に行く(行ってみようかなと思わせる)には、目に見えるメリット(または興味)が必要でしょう。以下の提案は、私が考えたものではありませんが、初めて聞いた時にはオモシロイと感じました。
現在の選挙制度では、候補者にプラス1票を投じるしかありません。この場合、候補者の中に意中の人物がいなければ棄権するしかありません。しかし、もしマイナス1票を投じることができれば、落としたい候補に投票することができます。つまり、当選して欲しくない候補にマイナス票を投じることができるのです。表の集計も簡単で、プラス票とマイナス票を合算するだけです。場合によっては、合計票がマイナスになる候補が出てくるかもしれませんね^^。
一見問題なさそうな方法ですが、実は1票の価値に問題が出てきます。例えば、ある地域の候補者がAさん、Bさん、Cさんの三名とします。投票するDさんがAさんにマイナス票を投じたとすると、相対的にBさんとCさんの二名に投票したのと同じことになります。つまり、Dさんの一票には二票分の価値があることになってしまいます。このようなことが想定されるので、マイナス1票案は採用されていないのだろうと想像します。
このような方法は、ちょっと現実的ではありませんが、デジタル庁ができたことだし、オンライン投票は真っ先にやるべきでしょう。これをやれば、スマホでポチッと投票できるので、若者だけではなく誰にとってもメリットがあります。全国各地に投票所を設ける必要もありませんし、選挙管理委員会の人たちが日曜日に仕事をする必要もありません。困るのは、選挙用具を販売・レンタルする会社や、デジタル技術に疎い議員さんだけでしょう。
今後の日本を決める選挙になりそうです。皆さん投票には行きましょう。
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