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『新しい学校のリーダーズ』は女性版ドリフターズかも!?

今年の紅白歌合戦には、旧ジャニーズの歌手が出ないそうです。その代わりと言っては何ですが、様々なユニークなアーティストが出演します。『新しい学校のリーダーズ』もそのグループの一つです。

”アルファベット3文字+数字”のグループや、”○○坂”と言ったグループは、没個性の大人数のアイドルグループです。あまりにも人数が多過ぎて、私のようなオジサンは顔認識が出来ません。しかし、この”没個性の時代”に強烈な個性をブッコんで来たのが『新しい学校のリーダーズ』です。

まだ20代の若い彼女たちですが、既にキャリアは8年におよび、一人ひとりの個性が際立っています。さすがにこれだけ個性が違うと、記憶力の衰えたオジサンでも覚えることができます。彼女たちは、歌と共に踊りがメインのパフォーマーでもあります。その踊りも独特で、これまでにないグループに仕上がっています。

分野も違うし、性別も違いますが、彼女たちを見ていると”ドリフターズ”を想起します。いかりや長介さんや加藤茶さんなどで有名なドリフターズは、元々は音楽バンドでしたが、途中からコント中心のお笑いグループになりました。彼らの大人気番組『8時だよ! 全員集合!』は、今では考えられないような視聴率でした。その反動で、教育熱心な父兄からは不人気で、「子供に見せたくない番組」で常に1位でした。

いつの時代でも、人気者は嫉妬の対象です。最近ネットニュースを見ていたら、『新しい学校のリーダーズ』にやや批判的な記事を目にすることが増えました。これも人気の裏返しかもしれません。批判の矛先は、歌い時のパフォーマンスにあるようです。彼女たちは昭和のスケ番風のロングスカートをはいていますが、激しい踊りの振り付けなので、スカートがヒラヒラしてしまいます。お上品な人達は、これが気に食わないみたいです。

ドリフの加藤茶さんは、ストリッパーの真似をして「ちょっとだけよぉ」などと言ったり、「ウンコチンチン」などの意味不明のギャグで小学生に大人気でした。『新しい学校のリーダーズ』のチョッとエロイパフォーマンスは、加藤さんの健全なエロを彷彿とさせます。

もう10年以上は紅白歌合戦をまともに見たことがありません。しかし、今年は『新しい学校のリーダーズ』の場面だけは見てみたいと思いました。新しいリーダーには、批判が付き物です。頑張れ『新しい学校のリーダーズ』!

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