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超重量級 地球博物学大図鑑

 子供の時から図鑑が大好きでした。親から買ってもらった初めての本も、植物と鉱物のポケット図鑑でした。小学校の時から時間があれば、様々な図鑑を眺めては、悦に入っていました。

 小3の国語の授業だったと思います。先生の都合で、図書室で好きな本を読んで良いことになりました。つまり、自習です。私は速攻で、大型の動物図鑑を選びました。ゆっくりとページをめくり、見開きで動物を眺めていると、見たこともない動物の写真が目に飛び込んできました。それは、レオポンでした。ライオンのタテガミがあるのに、体にはヒョウの模様がありました。「なんだ、この動物は!!」と衝撃が走りました。説明を読むと”ライオンとヒョウの交雑種”みたいなことが書いてあったと思います。前置きが長くなりましたが、ブログ初の書評の始まりです。

 ここで紹介するのは、米国スミソニアン国立自然史博物館が開館100周年のために記念出版した大型の図鑑です。この図鑑では、鉱物、岩石、化石から微生物、菌類、植物、動物までが、6000点を超える写真・イラストとして解説付きで一冊に収められています。図鑑好きには、たまりません。眺めるだけでも至福の時間ですが、出不精の私にとっては、地球の生物多様性を家に居ながらにして実感できる最強の図鑑です。また、近年進んでいる遺伝子解析を反映した、生物の新しい分類体系になっているのも本書の特徴です。

 和名と英語名の両方が知りたいので、日本語版と英語版の両方を購入しました。内容については文句のつけようがありませんが、その重量が半端ではありません。英語版の本を体重計で測ったら、3.2キロもありました。2冊で合計6.4キロです。図鑑としての用途はもちろんですが、漬物石押し花の重しの代りにもなりそうです。タイトル画像の左は、英語版の図鑑の表表紙、右側は日本語版の図鑑の裏表紙です。


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