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こんな事ってある?

 今乗っている車に買い替える前の話です。その当時乗っていたのは、父から譲り受けた中古の車でした。その車は長く乗っていて愛着はあったのですが、新車に買い替えることにしました。

 その車を買いたいという父の知人がいたので、実家までその車を運転して帰ることになりました。しばらく帰省していなかったので、妻子を伴っての帰省でした。帰省の当日が、その車に乗る最後の日でした。ドライブの途中までは順調でしたが、山道の峠付近でフロントガラスに薄っすら煙みたいなものが見えました。車を路肩に止めて、ボンネットを覗くと、白い煙が出ていました。冷却水が少しづつ漏れていたのかもしれません。オーバーヒートでした。

 「やっちまったな!」。それまで、車の不調やトラブルというのに遭遇したことがありませんでした。しかし、最後の最後でトラブルに見舞われました。きっと、この車が”我々家族から離れたくなかった”のかもしれません。

 車は全く動かないので、JAFに連絡してレッカーしてもらうことになりました。レッカー車を待つまでの時間が、すごく長く感じました。レッカー車が来た時にはホッとしましたが、それからが大変でした。最寄りの修理工場までレッカー車に乗せてもらいましたが、レッカー車の補助席に小さな子供を抱っこして座りました。妻は乗る場所が無いので、レッカーされたマイカーに乗ることになりました。修理工場に着くまでの時間が、これまた長く感じました。

 結局、この車は修理不能で廃車になりました。新車は、1週間後に納車予定だったので、大きな問題はなかったのですが、想定外の事態に驚きました。人生、何が起こるかわかりません。車は小まめに点検しましょう。

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