私の『老いるショック』
『老いるショック』という新語(オヤジギャグ?)は、みうらじゅんさん↑↑が「老いていることを自ら宣言して笑っていこう!」と提唱した”新しい老いのポジティブな捉え方”です。これは、みうらじゅんさんが還暦を迎えた時に提唱したものらしいです。
みうらさんは、いまでは誰もが知っている『ゆるキャラ』という新語を作って広めた人です。また、『いやげもの』という”もらってもうれしくない土産物”など、世の中に見過ごされてきたモノたちにフォーカスを当てて、”笑えるネタ”に変えてきた言語センスは、他の追随を許しません。
みうらさん本人は飄々としていて、「世の中に新しいコンセプトを広めよう」という気概は微塵も感じられません。みうらさんの「好きだからやってるんです」という、終始一貫した揺るぎないスタンスには脱帽です。こんな老人になりたいと、常々私も思っています。
ところで私の最近の『老いるショック』は、”筋力の衰え”です。この前、妻から教えてもらった”老化のチェック法”の一つを試しました。それは、”椅子に深く腰かけて、両腕を前に組んで、片足で立ちあがる”というものでした。「こんなの簡単にできるわい」と思って実際にやってみたら、全然出来ませんでした。見事に『老いるショック』でした。
元々運動は苦手で、体力に自信があったわけではありませんでしたが、これはかなりショックでした。知らず知らずのうちに、脚の筋肉が衰えているようです。そういえば数年前から、何でもない平坦な道でも、足がつっかえることがありました。自分で思っているより、足が上がっていないようです。
朝早く目が覚めたり、腰が痛くなったり、なんでもない平地で躓いても、「これは”老いるショック”なんだ」と、ポジティブに捉えようと思っています。
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