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ドラゴン桜式 英単語の暗記法

 ドラゴン桜のコンセプトは、「バカやブスこそ、東大に行け!」ですが、そんなに簡単には東大に入れないので、こんなドラマが成立するわけです。東大は無理としても、ドラマ中には実用的な勉強法がでてくるので、私の経験と併せて紹介します。

 英語の学習には、文法や英単語の勉強が欠かせませんが、英単語は機械的に記憶するだけでは、なかなか定着しません。ドラマ・ドラゴン桜2で出てくるのは、語源を絡めた英単語暗記法です。英語が得意な人にとっては、当たり前だよと言われそうですが・・・。

 ドラマの中では、”unite (くっつける)”という単語が出てきます。この単語にはuni-という語幹が含まれています。”uni”は”ひとつの”という意味なので、”unite”は”ひとつにする”、つまり”くっつける”という意味が生じるのです。”uni”の付く単語は割とあって、university (大学)、universe (宇宙)、unique (唯一の)、unit (単位)、unison (斉唱)などがあります。

 大昔になりますが、大学受験の頃に使っていた『試験に出る英単語』の前書きには、pen-という語幹のことが書かれていました。”pen”は、”尖った”とか”ぶら下がった”という意味があります。尖った意味でのpenが付く単語にはpen (ペン)やpencil (鉛筆)があり、ぶら下がった意味での単語には、pendant (首飾り)、pendulum (振り子)、peninsula (半島)などがあります。それから、オマケを表すappendixもこの仲間です。蛇足ですが、男性器を示す英単語もこの仲間です。

 uni-と同じように、数に関したものにbi-があります。bi-は”二つの”を表します。bicycle (自転車)、bilingual (バイリンガル)、bisexual (バイセクシャル)は、この仲間です。このように、語源や単語に含まれる語幹の意味が分かれば、英単語の世界が一気に広がります。ちなみに、英語のdragonは、ラテン語のdracoに由来し、さらに遡ると、古代ギリシャ語で”巨大なヘビ”を意味するδρακων (ドラコーン)に由来します。


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