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「もうすぐ、待ちに待ったゴールデンウィークだ!」と張り切っている人も多いでしょう。私はというと、休み自体は嬉しいのですが、どこかに行く当てもないので、テンションは低めです。

いまさら説明するまでもないことですが、ゴールデンウィーク(Golden Week)は和製英語で、その頭文字を取ってGWと表記されたりもします。このGWは、毎年4月末から5月初めにかけて休日が続く期間のことを指します。また、この期間のことを”春の大型連休”や”黄金週間”という言い方もあります。Golden Week は和製英語のため、日本人にはわかりますが、外国の方にはたぶん通じません。

Wikiによれば、ゴールデンウィークは元々は日本の映画会社が集客目的で作成した宣伝用語だったらしい。毎年、”大型”や”ゴールデン”というわけではありませんが、少なくても三連休にはなります。今年は曜日のつながりが良くて、GWの後半は5連休です。途中の平日を有給休暇にしてしまえば、9連休になります。

GWの意味は日本人にしか分かりませんが、GWTWの意味を知る日本人は多くないでしょう。GWTWは、有名なアメリカ映画『Gone With The Wind』の省略形です。邦題はもちろん『風と共に去りぬ』です。

『風と共に去りぬ』は、マーガレット・ミッチェルが十年近い歳月をかけて執筆した長編時代小説です。それが好評だったため、映画化もされ、その映画も大ヒットしました。小説/映画の舞台は、南北戦争下のジョージア州アトランタで、主人公であるスカーレット・オハラの半生を壮大に描いた作品です。

私の記憶違いでなければ、作者のマーガレット・ミッチェルは大の小説好きだったそうです。そのため多くの小説を読み過ぎて、小説に面白みを感じなくなっていきました。そこで彼女は「面白い小説が無ければ、自分で書けばいいじゃない!」と発想を切り替えて、この小説を書いたそうです。

『風と共に去りぬ』の情熱的な1シーン

大学生の頃、アメリカに(短期の)語学留学に行っていたという友達が、「アメリカで”GWTW”と言えば、誰もが”風と共に去りぬ”を思い浮かべるんだって」と、アメリカンなウンチク話を聞かせてくれました。私はアメリカ人の友人がいませんので、そのことを確かめたことがありません。本当かな?。

文化圏が違えば、生活や常識も大きく異なります。GWは日本人にしか分かりませんし、GWTWはアメリカ人にしか分かりません。

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