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懐かしの海外TVドラマ#6 『スペース1999』

 宇宙SFを立て続けに3本書いたら、懐かしいSFドラマを思い出しました。ドラマの題名が思い出せなかったので、主題歌の歌詞にある「ムーンベースアルファ」を頼りに検索したら、『スペース1999』という題名だったことがわかりました。

『スペース1999』(原題 SPACE:1999)は、1974年から1975年にイギリスで放映されたSF特撮TVドラマです。日本でも第1シーズンがTBS系で放映されました。”懐かしの”、と銘打っていますが、私が実際に見たのは初回だけです。しかし、インパクトは絶大でした。ストーリーはこんな感じです。

 月に廃棄された使用済み核物質が何年も蓄積され、この核物質から出る放射線障害で、月面基地(ムーンベース・アルファ)の隊員たちに脳障害が起こり始めます。1999年9月13日、強力な放射線がコンピュータシステムの破壊を引き起こし、第1廃棄地区に続いて第2廃棄地区が爆発します。この巨大なエネルギーの放出で、月は地球の重力圏を脱出する速度を上回り、衛星軌道を外れて太陽系の外に移動を開始します。

 製作・放映された当時は、アポロ計画の最中ですから、20年後の1999年頃には月面基地くらい余裕で出来ているだろうと考えたのかもしれません。また、スーパーのチラシにもあるように、数字の最後が99で終わるのが好きですから、タイトルをSPACE:1999としたのかもしれません。現在は2021年で、未来(1999年)を20年も過ぎてしまいました。しかし、いまだに月面基地は出来ていません。

 月基地「ムーンベース・アルファ」が、ロケットのように外宇宙へ飛び出すというストーリーは斬新でした。続きが見たかったんですが、当時はビデオもないし、放映時間も偶然見ただけで覚えていないし、結局、初回を見ただけでした。

 何で初回しか見ていないドラマを覚えているかというと、主題歌のインパクトがストーリー以上に大きかったからです。上条恒彦さんが歌う主題歌は、切なくて、哀愁を帯びていました。メロディーは1回しか聞いてないのに何となく覚えていて、「ムーンベースアルファは迷い星・・・」という歌詞も、頭に残っていました。歌の力は、すごいですね^^。この歌を覚えてなかったら、このドラマの題名『スペース1999』に辿り着くことはできませんでした。↓↓↓

 自分の備忘録のために、歌詞を聞き取りました。何となく覚えていたのは2番の歌詞でした。

 ♪ 夜空に何を 求めるのだろう?
 ♪ 光り輝く 果てしない宇宙に!
 ♪ 帰る当てもなく彷徨う 白い星
 ♪ ムーンベース・アルファは迷い星
 ♪ 見知らぬ星の 涙が今日も あ~窓を濡らす

 ♬ 遠い地球に 忘れたはずの
 ♬ 愛と憎しみ 戦いの思い出
 ♬ なぜか今も繰り返す 白い星
 ♬ ムーンベース・アルファは迷い星
 ♬ 行き交う星の 欠片が今日も あ~夢を破る


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