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スティックコーヒーの勘違い

疲れた時やリフレッシュしたい時には、ちょっと甘い飲み物が欲しくなります。そんな時に便利なのが、スティックコーヒーです。砂糖ナシのスティックコーヒーも好きですが、疲れた時には少し甘めのカフェオレです。

そんな訳で、ときどき家にあるスティックコーヒーを職場に持って行って飲むことがあります。今日も昼のお弁当と一緒に、スティックコーヒーを持って行くはずでした。しかし、キッチンに放置したまま、スティックコーヒーを忘れてしまいました。

職場についてしばらく経った頃、「さて、カフェオレでも飲もうか」と探しましたが見つかりません。そのとき、やっと忘れたことに気付きました。「仕方ない。お茶でも飲むか」と気分を切り替えましたが、この”放置したスティックコーヒー”が後の壮大な勘違いの発端になるとは、夢にも思いませんでした。

私が出勤した後に、妻がキッチンで例の放置カフェオレを発見しました。そのカフェオレのスティックには、「休むのは悪いことじゃないよ」とか「一息つこうぜ」などのワンポイントの癒しの言葉が書いてありました。私は、そのことには今まで全く気づいていませんでした。

今日はタイミングが良いことに、妻のパートの出勤日でした。いつもと違うところに放置されたスティックコーヒーの”癒しの言葉”を見た妻が、私が妻を労わっているという”壮大な勘違い”をしました。妻はLINEでわざわざスティックコーヒーの画像を送ってきました。その時には「このスティックコーヒーの画像は何?」と意味不明でした。また、そのLINEを読んだのが家に帰る少し前だったので、気付くのが遅れていました。

家に帰りついて、やっと事の真相がわかりました。私が忘れたスティックコーヒーでしたが、そのスティックに印刷された「ゆっくりしてね」と「立ち止まるのも大事かも」という”癒しのことば”を、”私からの妻への労い”と誤解したのでした。要するに、妻は”癒しのことば”を自分に対する愛情表現だと勘違いしたのでした。私にはそんなつもりは全く無く、ただ忘れただけだったのにです。さらに言えば、”癒しのことば”が書いてあることも知りませんでした

こんな有難い誤解なら、そのまま放置しても良かったのですが、正直が身上の私ですから、「あれは偶々、持って行くのを忘れただけなんだよ」と説明しました。日頃の行いが良いせいなのか、”単なる忘れ物”が”妻への労い”に間違われました。こんな偶然もあるんですね。

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