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商売の本質は分かり難い

商売の本質は目に見えない所にあり、素人では中々気付けません。

スタバと略称される『スターバックスコーヒー』は、その名の通りコーヒーの専門店です。しかし利益の多くはホットコーヒーではなく、フラペチーノに代表される”冷たいドリンク”からあげています。実は、スタバはコーヒー屋さんではなく”冷たいドリンク屋”さんなのです。

マクドナルドは誰もが知るハンバーガーチェーンですが、実はハンバーガーではあまり儲かっていません。関東ではマック、関西ではマクドと呼ばれるマクドナルドで利益を上げているのは、フライドポテトらしいです。つまり、マクドナルドはハンバーガー屋さんではなく、”ポテト屋さん”なのです。

似たようなことは、様々なファストフード店などで見ることができます。牛丼で有名な『吉野家』では、最も利益率が高いのは”牛丼にのっけるタマゴ”です。私は行ったことがないのですが、カレーライスの専門店『カレーハウスCoCo壱番屋』は、カレーの上にのせる揚げ物やハンバーグなどが儲けの主力になっているはずです。さらに、うどんのチェーン店『丸亀製麺』でも同様に、うどんに乗せる天ぷらなどが儲けの主力だと考えられます。

このように、店の名称にコーヒー、ハンバーガー、カレー、うどん(麺)などが入っていますが、商売の本質はそこではなくて別の所にあります。コンスタントに流行っている店は、利益率の高いものでしっかりと利益を上げています。

一時期急成長した『いきなりステーキ』は、その店名の通り、原価率の高い牛肉(ステーキ)を主力にしたお店です。店の儲けは、原価率の高さを客の回転率(立ち食いスタイル)でカバーするというコンセプトでしたが、思い通りには行かなかったようです。やっぱり、美味しい牛肉はゆっくり座って味わいたいからです。

商品を提供する場合、安ければ成功するというわけではありません。顧客のニーズを的確に掴まないと商売はうまく行きません。こんな記事を書いている私は、商才はありませんし、”人見知り”という商売には不向きな性格をしています。

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