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年を取ると『指示代名詞』が多くなる!!

歳をとると、脳の反射神経が鈍ってきます。その最たるものが、人やモノの名前が出てこないことです。日常生活では、「アレ取って!」とか「アレはどこだっけ?」とか、アレやソレなどの指示代名詞が増えてきます。頭の中では、具体的なイメージがあるのに、そのイメージの名前を思い出せないのです。しかし、夫婦生活が長くなると「アレ/コレ」でも、テレパシーの様に通じてしまうので驚きです。

しかし、人の名前は本当に思い出せないことが多くなりました。特に昔活躍した芸能人や有名人の名前が出てきません。頭の中では、顔や姿が浮かんでいるのに、名前だけが出てこないのです。私は若い頃は記憶力が良かったので、どうでもよい芸能人の名前やプロフィール、結婚歴や離婚歴などを記憶していました。なので、「昔、○○さんと結婚していて、その後離婚し、今は△△さんと結婚している俳優で・・・」のように、かなり具体的な周辺情報は出てくるのに、肝心の本人の名前が出てきません。

多くの人が、「顔がわかるのに、名前が思い出せない」とモヤモヤした経験があるのではないでしょうか。わりと身近な人でも、しばらく会わなかったりすると、なかなか名前が思い出せないことがあります。しかし、思い出すためには、その前に記憶しなければなりません。

最近は人への関心が薄れて来て、自己紹介されても聞き流してしまい、名前が覚えられません。というか、覚える努力をしていません。人が何かを記憶するためには、情報を与えられたときに記銘(コード化)する必要があります。この記銘が、記憶する過程の第一段階ですが、記銘が成功するかどうかは、対象への好意や重要度に左右されます。どうも、最近は極端に関心が無いので新しい人の名前は特に覚えられません。

以前は職場の新人さんの名前もすぐに覚えましたが、今は数か月後にやっと覚えるくらいのスローペースになりました。こうして老化していくんですね・・・。最近、『終活』という言葉が妙に心に引っかかります。

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