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年度末の制度が始まったのは明治時代で、今から約150年前です。今では、すっかり定着しているこの制度ですが、始めた当初は色々とあったようです。この年度に併せて、学制も進むので、これまで特に疑問を感じたことはありませんでした。

ただし、忙しさが年度末に集中するのは考えものです。政府機関や地方自治体などの年度も、当然3月末が年度末ですから、様々な仕事が重なってしまいます。もっと分散すれば楽なのになぁと、この季節になると思います。『困難は分割せよ』といわれるように、多くの仕事が集中すれば、仕事の効率も落ちてしまいます。

「二月は逃げる。三月は去る」と言われるくらい、年度末になると急に慌ただしくなります。公共機関の予算は、基本的には年度単位なので、予算消化のために年度末に”無駄な公共事業”が集中したりします。年度末になると、彼方此方で道路工事などが増えるのは、そのためです。

年度末は悪い事ばかりではありません。年度末は消費のシーズンでもあるので、いろんな店でセールが始まります。また、年度の変わり目は、新しい出会いや別れの時でもあります。忙しい年度末も、あと数回しか経験できないと思うと少し寂しい気がします。やはり、忙しいうちが華ですね。

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