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昨日の夕食はおでんでした。

寒い季節になってきました。こうなると、暖かい食べ物が恋しくなります。冬の定番の食べ物といえばおでんです。昔のおでんは(冬の)屋台が中心でしたが、今はコンビニおでんが主流でしょう。私はおでんは好きですが、コンビニ店内に充満した”おでんの匂い”がちょっと苦手です。

おでんの具ランキングは、地域差があると思いますが、関東なら、1)大根、2)玉子、3)コンニャク、4)はんぺん、5)ちくわ、のような順位のようです。ただし関西では、4)はんぺんのかわりに、牛スジあたりがランキングに入ってくると思います。個人的に好きなのは、子供の頃から好きな2)玉子です。

我家のおでんにも、はんぺん以外はすべて入っていました。残念ながら牛スジは入っていませんでしたが、その代わりに鳥手羽元が入っていました。それから、コンニャクは通常のコンニャクではなく、糸コンニャクが巻かれたヤツが入っていました。その他には、厚揚げ餅巾着が入っていました。

それ以外にも、個人的に好きなおでんの具があると思いますが、私が歴代一位だと思ったのは”タコの足”でした。一時期、父親が”タコ漁”に凝ったことがあって、冷凍室には茹でたタコが常備されていました。いつもは酢味噌や醤油で食べていたのですが、それに飽きてきました。結局、食べ残しのタコを、仕方なくおでんに入れることになりました。しかし、これが大正解だったのです。タコの赤茶色の皮がベロンとするほど煮込むと、固かったタコ足も柔らかくなり、味が浸みこんでいて、何とも言えない絶妙な味になりました。スルメみたいに、いつまでも噛んでいたい、そんな味でした。

タイトル画は、リリー・フランキーさんの絵本『おでんくん』です。この絵本は、東京タワーのそばにあるおでん屋台の”おでん村”を舞台におでんの具(おでんの妖精)たちの生活を描くハートフルな物語です。私は見たことがありませんが、アニメ化もされているようです。おでんくんの見た目から判断すると、彼は餅巾着のようです。

昨日のおでんには、ちゃんと餅巾着もちきんちゃくも入っていました。『おでんくん』を思い浮かべながら、美味しく頂きました。

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