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ズボラな情報はネットには流れない!

”ズボラ”とは、「だらしない様子の人や態度」を意味します。例の如く、語源には諸説ありますが、江戸時代に上方かみがた(いまの関西地方)で使われていた”ずんべらぼん”や”ずんぼらぼん”なのだそうです。私は上方出身ではないので、ずん○らぼん”という言葉は知りませんでした。

ズボラは形容詞としても使われ、”ズボラ飯”のような用例もあります。ズボラ飯とは、手間をかけずに作る簡単な料理のことです。本来は手抜き料理ですが、最近では、シンプルながらも美味しい簡単レシピを意味するようになっています。昔からある卵かけご飯(TKG) は、ズボラ飯の代表選手です。

卵かけご飯は、卵とご飯と調味料(主に醤油)というシンプルな食べ物ですが、その食べ方のバリエーションは豊富です。卵は全卵を使う場合が多いようですが、黄身だけを使う場合や、海外では白身を泡立ててメレンゲ状にした卵かけご飯もあります。

卵かけご飯には、卵が必須だと思っていましたが、タイトル画のように”卵のいらない”卵かけご飯の素というのも売られているようです。これはチョッと衝撃的な究極のズボラ飯です。ズボラ飯は例外的ですが、本来”ズボラな人のための情報”というのは、ネットにはあまり載っていません。

多くの場合、ネットの情報は忙しい現代人のための情報なようです。そもそも、ズボラな人はマメでないので、ネットに情報を流さないのです。先程のズボラ飯ですが、本来はズボラな人が食べる手抜き料理でしたが、今では忙しい人が食べる”時短料理”の意味も持っています。

ジャンクフードはズボラ飯に似ていますが、本質的な意味合いが違います。ジャンクフードはお店で購入する出来あいの食べ物ですが、ズボラ飯は自作するのが基本です。ただし最近は、卵かけご飯の専門店というのもあるらしいです。

近年、冷凍技術が進んで、冷凍食品の味がひと頃より格段に良くなっています。そのうち、”冷凍ズボラ飯”なんてのも登場するかもしれませんね。

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