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ヤングのためのオジサン用語#0 ヤング

1970年代に『ヤングおー!おー!』という番組がありました。司会は当時若手の人気落語家だった桂三枝(6代目桂文枝)さんが務めていました。この番組は大阪のMBSが作っていたので、現在はお笑い界の重鎮となった明石家さんまさんなど、当時の人気若手芸人が数多く出演していました。この番組名にある”ヤング”はもちろん”若者”のことを表わしています。ヤングは死語に近いようですが、『ヤングジャンプ』や『ヤングマガジン』のように雑誌名の中に細々と生き残っています。

ヤングが普通に使われていた頃、”ナウい”という言葉も使われていました。意味は”流行はやりの”とか”新しい”です。現在はほとんど使われませんが、少し前に”○○ナウ”というような表現で復活を遂げました。しかし、これも今ではあまり使われないみたいです。”ヤング”と”ナウい”は一緒に使われることも多く、”ナウなヤング”みたいな使われ方をしました。この時は、”流行に敏感な若者”という意味で使われています。例文としては「ナウなヤングにぴったりの服装」などが挙げられます。

その昔、ヤングの間での流行語は英語などの外国語由来でしたが、今はそうでもなさそうです。ディスるなどは英語由来ですが、ハブるキショいなどは日本語由来の省略形です。

新しい流行り言葉はこれからも生まれ続けるでしょうが、過去の流行語も一周回れば、若者にとっては新しく感じるはずです。この新シリーズでは、昔のヤングの間で流行った”昔の流行語”を紹介したいと思います。このシリーズは、”流行語の考古学”ではなく、あくまでもエンタメ記事ですので気軽にお読みください。

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