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懐かしの海外TVドラマ#5 バイオニック・ジェミー

 この番組『バイオニック・ジェミー』は、以前紹介したテレビドラマ『600万ドルの男』の1エピソードだったのに、人気が出たために別の番組として製作されたスピンオフ作品です。日本でも時々ありますよね^^。

 元プロテニスプレイヤーのジェミー・ソマーズは、スカイダイビング中ジに、パラシュートが破れる事故で瀕死の重傷を負います。それを知った彼女の婚約者であるオースティン大佐(600万ドルの男)が、科学情報局(OSI)に頼み込んで、彼女にも自分と同じバイオニック移植手術を施させました。この手術で、彼女は両足、右腕、右耳をサイボーグ化されました。

 ジェミーはサイボーグ化手術で生命の危機からは脱しましたが、移植の拒絶反応から、オースチン大佐のことを含めて、全ての記憶を失ってしまいます。しかし彼女は、自分を救ったOSIのエージェントとなり、無敵のバイオニックパワーを使って活躍します。『600万ドルの男』はどちらかと言えば、サスペンス風のハードな雰囲気でしたが、『バイオニック・ジェミー』は、主人公が女性ということもあり、柔らかでコミカルな内容が多かったように思います。コスプレ的潜入捜査も多く、女子プロレスラーになったり、修道院のシスターになったりもしています。

 ジェミーを演じたリンゼイ・ワグナーは、特別な美人というわけではありませんが、ジェミーの吹き替えが田島令子さんで、声が色っぽかったのを覚えています。特に、番組が終わって来週の予告編の最後での一言、「バイオニック・ジェミーよ♡」が、とっても色っぽくて強く印象に残っています。ついでながら、オースティン大佐を演じたリー・メジャースの吹き替えは、広川太一郎さんで、男らしくてカッコいい声でした。

 サイボーグ化手術は現実にはありませんが、力仕事をサポートするロボットスーツは実用化されています。また、iPS細胞による研究が進めば、欠損した身体パーツが再生できるかもしれません。100年後の人が、この番組を見たらどう感じるでしょうか?。



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