最近のマイブームは、魏志倭人伝です。魏志倭人伝は、もちろん漢字だけで書かれています。漢文は苦手ですが、過去の読み下し文を参考にすれば、意味は何となく分かります。しかし、漢字そのものが持つ隠れた意味が知りたくて、漢字の字源辞典を買いました。
漢字の字源辞典は割と種類があって、どれにしようか悩みましたが、価格が手頃な漢字源(改訂第六版)に決めました。基本は漢和辞典と同じで、音訓読みで検索できたり、部首で検索できたりします。私は、お目当ての漢字を探すときは、音訓読みで探します。もちろん、読みが分かっている場合に限られますが・・・。また、パラパラとランダムに字源を眺めるのも、時間つぶしに持ってこいです。
漢和辞典と異なるのは、漢字の元字の篆文文字が載っていることです。これを見てるだけでも、結構時間がつぶせます。また、漢字毎に、その漢字を使った難読漢字が紹介されています。これは蘊蓄オジサンにとっては垂涎モノです。
今日見つけたのが、『樹懶』です。樹は真っすぐに伸びた立木を表わしていて、懶は怠けるという意味です。何となく想像は付くと思いますが、これで「ナマケモノ」と読むそうです。樹上で怠けるやつで、ナマケモノなんですね。そもそも、ナマケモノに漢字があることを初めて知りました。樹の音読みはジュで、懶の音読みはラン(またはライ)なので、樹懶の音読みはジュランまたはジュライになります。
蘊蓄のネタ探しには持ってこいの辞典です。これからしばらく楽しめそうです。
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