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自分マガジン 日常のエッセイ編

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日常で起こった様々な出来事をエッセイにしました。あまり役に立ちそうにありませんが、読んでホッコリして頂ければ幸いです。
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2021年11月の記事一覧

飛行機でのエピソード#4 謎の外国人

 機種にもよるのでしょうが、着陸前の映像がテレビ画面に大きく映し出される場合があります。出張帰りに飛行機も、そんなタイプの飛行機でした。  飛行機に乗り込んだ頃は夕暮れ程度でしたが、着陸するころは、すでに日はどっぷりと沈んで、外は夕闇です。空港近くまで来ると、空から見える街の灯りが「お帰りなさい」と言っているようで、少しだけ癒されます。間もなくして、無事に着陸しました。今はコ〇ナで、着席ランプが消えても、一斉に立ち上がることは禁止されていますが、以前はランプの消灯の音が鳴る

飛行機でのエピソード#3 不思議な機内アナウンス

 機内のアナウンスは、普段はいつもと同じ定型です。特にトラブルが無ければ、離陸前には以下のようなアナウンスが聞こえてきます。  「皆さま、本日は○○航空123便、沖縄行をご利用下さいましてありがとうございます。この便の機長は山田太郎、私は客室を担当いたします鈴木花子でございます。まもなく出発いたします。シートベルトを腰の低い位置でしっかりとお締めください。那覇空港までの飛行時間は2時間30分を予定しております。ご利用の際は、お気軽に乗務員に声をおかけください。それでは、空の

飛行機でのエピソード#2 ダブルブッキング

 国内線でのダブルブッキングは、ネット予約で座席指定までできるので最近はほとんどありませんが、昔の国際線では結構頻繁にダブルブッキングがありました。これは、キャンセルする客をある程度見越して、座席数以上の予約を受け入れていたからです。通常のキャンセル率以上なら問題ありませんが、キャンセル率が低いとダブルブッキングが起きてしまいます。  はじめての国際線は、凧がトレードマークのマレーシア航空でした。搭乗手続きを済ませ、同乗者二人と飛行機に乗り込んで指定の座席に座っていると、見

飛行機でのエピソード#1 バードストライク

 仕事で飛行機に乗ってよく出張していましたが、最近はコ〇ナのせいで、めっきり減りました。最近ブログのネタが切れてきたので、出張にまつわる飛行機エピソードをいくつか紹介します。  Wiki先生によると、バードストライク(bird strike)は、鳥類が人工構造物に衝突する事故のことをいい。、鳥衝突ともいいます。特に航空機と衝突する事例を指すことが多いそうです。航空機におけるバードストライクは、離着陸中で航空機の速度が比較的遅く、高度が低い時に起こりやすいと言われています。離

11月22日は「いい夫婦の日」

 11月22日は「いい夫婦の日」だそうです。最近は晩婚化が進み、結婚するのも大変ですが、結婚を継続するのはもっと大変です。最近、大学の若い後輩と話す機会があって、「○○君は結婚してたっけ?」と聞いたら、「してましたけど、少し前に離婚しました」と言われ、気まずい空気が流れました。  我家が「いい夫婦」かどうかは分かりませんが、気付けば銀婚式を超えていました。銀婚式に該当する年でも、イベントらしきことは何もしませんでしたが、子供らがペア(青と赤)のカットグラスをプレゼントしてく

英語塾とボクシング

 中学に入学したのと同時に、母から強制的に英語塾に行かされました。英語塾と言っても正式な塾ではなく、中学の先生が自宅でやっているアルバイト的な塾でした。公立学校の先生はアルバイト禁止ですが、英語の先生は自宅で生徒たちに教えている人が結構いました。人数が多いので、公然の秘密(暗黙の了解?)みたいになっていました。さすがに同じ中学の先生が教えるのは問題があるので、別の中学で英語を教えている先生に教わっていました。もちろん、大っぴらには言えないので、塾に通っていることは同級生には秘

月食をネタにして

 昨晩は日本で広く月食が見られました。今回は、子供の頃の月食話をしたいと思います。  高1の時、近々月食があることを耳にしました。月食のことは、知識としては知っていましたが、まだ15年ほどしか生きていなかったので、それまでに見たことはありませんでした。放課後、いつも仲良くしている友達と、月食の話になり、「そうだ、月食の観測をしよう!」となりまりました。丁度、月食は土曜日の夜で、次の日は学校もお休みです。トントン拍子に話がまとまりました。しかし、この話には裏がありました。

父の弁当

 私の父は、バスの運転手でした。父の運転免許は大型二種でしたから、ほぼ全ての箇所に〇が付いていました。大昔は、普通免許を取ると、自動二輪の免許が付いてきました。なので、技術的な問題はありますが、父の免許はナナハンも乗れるオールマイティな免許です。たしか、乗れないのは牽引車だけだったと思います。  父は世話好きですから、バス会社を定年で退職した後も、年に1回くらいは大型バスをレンタルして、大人数(友人・知人)で神社にお参りなどに行っていました。さすがに80を優に超えた現在は、

はじめての海苔弁

 私が大学生の頃に、ご飯が暖かい持ち帰り弁当が普及し始めました。私が住んでいた下宿の近くにも、チェーン店ではない独立系のお弁当屋さんができました。大学の授業がある時は、学食で食べることが多かったのですが、授業の無い日曜には、当時はまだ珍しかった持ち帰り弁当を買うこともありました。  良く買っていたのは、唐揚げ弁当やハンバーグ弁当でした。近所のお弁当屋さんのメニューに海苔弁があったかどうかは覚えていませんが、海苔弁を食べた記憶がありません。大手のチェーン展開のお弁当屋さんの海

鉄仮面と半チャック

 中学校のクラスメートに、学年トップの成績の勉強ができる子がいました。その同級生は、底意地が悪くて、先生たちに容赦ない綽名を付けていました。  社会の先生のニックネームは、「鉄仮面」でした。その先生は博識で、授業も面白かったのですが、ポーカーフェースで顔の表情がほとんど変わりません。それから、角ばっていて、丸みが少ない顔でした。そのために、鉄仮面と名付けられました。  私は鉄仮面先生の授業が大好きで、中学校の先生の中で一番尊敬できる先生でした。真面目なのに、シャレがわかる

緊急告知 私には人望がありません!!

 今回は私の自虐ネタです。現在でも同じですが、私は昔から人望がありません。元々、人の世話をしたり、面倒を見るのが苦手です。人付き合いが苦手なわけではないのですが、人からお節介されることが苦手なので、人へのお節介(気遣い?)はしません。  自分で言うのもおかしいのですが、見た目は優しくて親切そうな感じに見えます。その証拠に、よく人から道を尋ねられます。前世が水先案内人だったのではないかと思われるくらい、よく道を聞かれました。今でもそうです。もちろん、道を聞かれれば、懇切丁寧に

薄毛あるある#8 薄くなった頭頂部と顎鬚

 髭は、ヒトの顔から顎の下にかけて生える毛のことです。日本語では、どの場所に生えていてもヒゲという固有名詞で表現できます。しかし、漢字には、口ヒゲ(髭)、顎ヒゲ(鬚)、頬ヒゲ(髯)の区別があり、使い分けられています。英語でも、口ヒゲは mustache、顎ヒゲは beard、頬ヒゲは whisker という風に使い分けられています。逆に言うと、中国語や英語では、日本語のヒゲのように3者を統括した漢字や英単語は存在しません。  ちなみに、英語でヒゲのある状態は、ひげを表わす単

11/11 チョコプレッツェルの思い出

 今日、11月11日は「ポッキー&プリッツの日」です。この日が定められたのは、1999年(平成11年)のことだそうです。調べれば、毎日何かの記念日(?)に行き着きますが、一般社団法人日本記念日協会というところが、企業や団体などの〇〇の日や〇〇記念日を取りまとめています。ポッキーとプリッツの製造メーカーである江崎グリコは、数字の1が4つ並んだ11月11日をポッキー&プリッツの日と申請し、1999年に日本記念日協会から認定されました。申請した1999年の年のポッキー&プリッツの日

Welcome, Big Boss! 「自分を信じて、何かを目指せ!」

 ビックリする話題が野球界を震撼させました。もちろん、日本ハム・新庄監督の誕生です。多くの人は青天の霹靂と驚いたみたいですが、新庄監督本人は、「ひょっとしたら声がかかるかも?」と思って備えていたそうです。  選手時代の新庄さんは、ともすればパフォーマンスばかりが取り上げられていましたが、これには新庄さんなりの思惑があったそうです。日ハムを盛り上げて日本一にする。これが当時の新庄選手の目標です。もちろん一人の力では無理な話ですが、新庄さんに思惑に巻き込まれた多くの選手が、最大