マガジンのカバー画像

自分マガジン うんちく編

188
ウンチクに関する記事が増えてきたので、マガジンにまとめました。
運営しているクリエイター

2021年10月の記事一覧

アドクソグラファーを目指して

「ゆる言語学ラジオ」という動画を見ていて、アドクソグラフィー(adoxography)という英単語を初めて聞きました。アドクソグラフィーを調べると、英語で3つほど書かれていました。  1. skillful writing about ordinary topics.  2. fine writing on a trivial or base subject.  3. beautiful writing with little or no importance. これを直訳

薬が効いた気がする プラセボ効果

 偽薬効果、プラシーボ/プラセボ効果とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられることを言います。例えば車酔いしやすい人に、酔い止めだと言って普通のキャンディを舐めさせるだけでも、酔いがおさまります。そういえば子供の頃、私も車酔いがひどかったのですが、コーヒーガムや梅干しガムが車酔いに効くと言われて噛んでいたら、酔いが改善された経験がありました。  このプラセボ効果は、1955年にヘンリー・ビーチャーが研究報告をして、広く知られるようになりました。近

バーナム効果とフリーサイズ効果

 最近、西洋占星術に興味を持ちました。ただし、占いに興味があるのではなく、天体の運行の方に興味があります。  占いを信じていない人でも、「占いは当たらないものだ」と過度に自己暗示をかけると、前回のカリギュラ効果によって「ひょっとしたら当たるかも?」と思えてきます。何事にもバランスが大事なので、ご用心を!。  占いの言葉(表現)では、多くの人に当てはまることが、まるでその人だけのことのように語られます。これが占い師の「当たる/ハズレる」の技量の差になっています。このような、

カリギュラ効果

 カリギュラ効果、またはカリギュラ現象とは、禁止されるほどやってみたくなる心理現象のことをいいます。例えば、鶴の恩返しの話のように「見てはなりません」と言われると、むしろどうしても見たくなる心理現象です。しかし、このカリギュラ効果は、学術的な用語ではありません。  この効果は、暴君として知られるローマ皇帝カリグラをモデルにした1980年の映画『カリギュラ』に由来します。この作品は過激な内容のため、アメリカではボストンなどの一部地域で公開禁止になりました。そのことで、かえって

タイポグリセミア現象 知てっる?

 聞き慣れないタイポグリセミア現象は、文章中のいくつかの単語で最初と最後の文字以外の順番が入れ替わっても正しく読めてしまう現象です。この現象は、ケンブリッジ大学で実証されたと言われていますが、このような研究が行われた事実はありません。この現象は学術的な名称ではなく、マコトしやかに語られるインターネット・ミームの類と考えられています。この言葉は、typo(タイポ;誤植)とhypoglycemia(ハイポグリセミア;低血糖)の組み合わせによる造語です。  人間は単語を、一文字ご

犬には鼻毛がありません!!

 今朝、車で通勤していた時に、前の車が”鼻毛が生えた犬”のステッカーを貼っているのを見ました。こんな変わったキャラクターが流行っているのかとググってみたら、2008年のどなたかのブログに”鼻毛の生えた犬って流行ってるの?”という同じ趣旨の記事を発見しました。どうやら、十数年前から鼻毛の生えた犬はいたようでした↓↓↓。  このキャラの名前はズバリ「はなげ犬」というようで、LINEのスタンプもありました。流行ったかどうかまでは確認できませんでしたが、いろんな画像が見つかるので、