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2022年振返り。スタートアップの社長室って何するの!?(SORABITO編)

はじめまして、じょうでんと申します。
今回が個人のnoteデビュー戦です。本日は12/31です。気持ち良く新年を迎えたいので、お手柔らかにお願いします(笑)

いきなり宣伝ですが、現在、SORABITOという建設テックのスタートアップに属しており、私も公式noteではそれなりに記事を書いています。よろしければ、ご覧いただければ嬉しいです。採用募集中です!

さて、私は、2020年3月にSORABITOに入社、2021年末までは建機レンタルの営業DXを支援するSaaS「i-Rental 注文」の立上げに多くの時間を費やしており、①プロダクト・サービス作りの事業開発、②リード獲得のマーケティング、③顧客獲得のセールス、④サービス利用開始までのCS活動などに携わってきました。

そして、各部署にスペシャリスト人材が入社したこともあり、私自身は2022年頭から新設の社長室に異動し、1年間働いてきました。そんな中で複数のスタートアップの皆様と会話をすると話題になるのが、そもそも「スタートアップの社長室って何するんだっけ!?」という疑問です。私も割と試行錯誤した1年だったと思います。

ということで、今回のテーマは、私自身の今年一年の振返りと組織の紹介も兼ねて、「SORABITOの社長室は何をしているのか!?」を書いてみます。

SORABITOの組織体制を紹介

下図は22年11月時点のSORABITOの組織図です。i-Rental等の主力事業は事業統括本部傘下で運営されており、事業本部長(いわゆるCOO)による事業推進のもと、社長が最終的な意思決定をしていくという構造になっています。社員は約40名ということもあり、シンプルな印象をお持ちいただけるかと思います。

SORABITOの組織図

(スタートアップの皆様であれば、「事業計画作成や資金調達は誰が担当するのか!?」という声もありそうなので補足すると、当社は前者が事業統括本部長とCFO、後者がCFOがメインで実務を担当しています)

SORABITO社長室のミッション

全社組織の前提をご理解いただいた上で、SORABITO社長室の役割を超ざっくり書くと、①全社横断の恒常業務と②全社横断のプロジェクト業務、そして③事業開発業務の推進であり、もう少し具体化すると以下のようなミッションになります。

①全社横断の恒常業務
(1)経営管理(PMO)
(2)PR業務
②全社横断のPJ業務

・他部署業務の一時的支援
③事業開発業務
・新規サービスの立上げ等

私の場合、2022年は以下の業務を担当しており、上記①〜③に何らか関与していることがお分かりいただけるかと思います。

①(1)経営管理(PMO):
・経営会議やi-Rental定例など主要会議4つのファシリテーションやアジェンダ・タスク管理、議事録の作成
・毎月行われる取締役会や全社オールハンズ資料等の作成
①(2)PR業務:
・プレスリリース作成やメディアリレーション、取材対応等。今年はnote執筆など採用広報を厚めに実施
②全社横断のPJ業務:
・マーケティング部の立上げに伴う組織ミッションの作成、twitter等のSNS施策の企画
・重要商談でのプレゼンや汎用営業資料の作成
③事業開発業務:
・決済事業の立上げに伴うニーズヒアリングやアンケートの企画・実行、サービス拡販に向けた業務委託先のマネジメント

②・③は四半期単位など一時的に関わっている業務もあります。これはSORABITOの良い部分だと思いますが、個々人の提案がスピーディーに採用されやすいため、私なりに感じた課題を経営メンバーに提案した結果、アサインしてもらったミッションも含まれます。懐の深い経営陣だと思います(笑)

私自身はi-Rentalの立上げと現在の経営管理業務を通じて、事業と組織の動きを把握しやすい立場であることもあり、「リソースが不足している部分を平準化させる」というのが、2022年の個人ミッションだと思っていましたので、その役割は一定果たせたかと感じています。

また、社長室の他メンバーについても、「②他部署支援」だけ「③事業開発」だけというより、②と③の掛け合わせや、③だけでも複数の事業開発案件を抱えて動いています。なので、個々のメンバーが、その時々の重要な案件を複数並行して担当する組織という位置づけに現状は落ち着いています。

どんなメンバーが社長室にいるのか!?

色んなミッションを捌いているSORABITOの社長室ですが、社長室メンバーを軽く紹介すると、過去に①スタートアップの執行役員、②上場企業の事業オーナー、ユニコーン級のスタートアップの③VP of Productや④PR責任者等を経験した人材、そして⑤総合商社からの出向者など、私含めて5名います。

社内からは「キャラの濃いメンバーが揃っている」という声をもらいますが、営業・事業開発・PR・マネジメントなど各人が何らかの得意分野を持ちつつも、「ポータブルスキル」を有するメンバーであることが共通点かと思います。あと、若いうちに苦労している点も共通点かもしれません(笑)

「ポータブルスキル」とは、職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキル

(厚生省HPより)

ちなみに、社長の博多が、今年の忘年会で社長室メンバーをサッカー日本代表のメンバーに例えていたのですが、献身性・運動量・メンタルの強さ・状況判断力が似ているキーワードに感じました。私は運動量に自信があります(笑)

スタートアップのあるべき社長室とは!?

「社長室」でネット検索すると、一般的な定義は以下のようです。まとめると、「社長の補佐」と「経営に必要な情報を収集・分析」という役割がしっくり来ますでしょうか!?

・社長室は、その名の通り社長の仕事を補佐する部署です。しかし、経営企画や秘書と役割が同じ場合もあり、企業によって社長室に任される業務内容はさまざまです
・社長室の主な役割は、経営に必要な情報を収集・分析し、将来的な方針を決定することにあります。 また、契約や財務などの機密情報を管理し、情報漏洩を防ぐのも社長室の重要な役割です

SORABITOの社長室ができた背景も、会社の成長に伴う「社長タスクの飽和」にあります。ここまで記事を読んでいただいた皆様には、SORABITOも上記2点の解決に近いとご理解いただけるかと思いますが、社長の業務や興味関心はめちゃくちゃ広いので、社長室に求められるミッションは会社によって大きく変わるはずです。
例えば、社長のミッションがM&Aであれば、その直下の組織はファイナンスのスペシャリストが揃うと思いますし、結局は「社長の課題ドリブン」で組織やメンバー体制が決まっていきますよね。はい、薄〜い結論です(苦笑)

一方で、スタートアップの社長室に求められる条件として、社長と同等の視座で課題に挑めるメンバーが揃っていること、かつスピード感をもって臨機応変に対応できることは共通点かもしれないと今年1年を通じて感じています。

年末の思いつきで書いた記事ではありますが、他社様の社長室の活動内容も知りたいので、Twitter等でぜひフィードバックをいただければ嬉しいです!

来年の抱負は年明けに改めて。
皆様、良いお年をお迎えください!

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