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21歳旅をする #2 リスボン綺麗らしいじゃん?

6/11,12でポルトガルに行ってきました。ポルトガルといっても2日間しかなかったのでリスボン周辺のみ。行きの飛行機が11日の午後16時半到着で、帰りの飛行機が12日の午後20時半だったので、ポルトガルに滞在している時間としては28時間くらいでした。でも、28時間しかなかったわりにはだいぶ充実した旅行になりました。とりあえずメインどころは全部さらって、美味しいお店も見つけました。旅行記ではありながらも、リスボン旅行のガイドブック的な役割を果たせるような記事にしていきます。ぜひ最後まで。

1日目

バレンシアを出発

あわただしい出発となった。というのも11時までpreplyの授業があり、しっかり余裕をもって準備をすることができなかったから。旅行があっても空いてる時間で家から仕事をして小銭を稼げる。オンラインワーカーの最大のメリット。実は1日目の夜20時にももう1つレッスンの予約が入っていた。しかしそれは体験レッスン。1円ももらえない。普段その時間に授業を受けてる生徒がいたから、その生徒用に空けていたんだけど、予期せぬ新生徒が加入してきた。

12時1分発のトラムでベニマクレー駅まで向かい、そこから地下鉄で空港へという予定だった。空港まで行く流れはまったく問題ない。1カ月前にセビージャに行ったときに利用したばかりだったし。なんの問題もなく空港までたどり着くことができた。ぽつりぽつりと降っていた雨が、家を出た途端、本降りとなって、俺の出発に涙を流すバレンシアに後ろ髪をひかれながらも空港までたどり着くことができた。事前にグーグルドライブに保存しておいた搭乗券をゲートにかざし、水を買って席についた。出発までの時間は2時間くらい。聴いていたのは空気階段の踊り場。他のことは何も考えず、ただ無心で聴いていた。

ただ無心でラジオを聴きながら待っていた。ただ無心で。時刻は14時05分。チケットを確認する。gate close14:05。あれ、おかしい。なぜかこのときは絶対に俺が正しいという自信があった。リスボン行きのゲートに正面に座って待っていて、搭乗案内を聞き逃すわけがないし、気づかないわけがない。それから少しして、俺が正しかったことが証明された。助かったぁ。結果として1時間遅れで搭乗が始まった。まじで一瞬めちゃくちゃ怖かった。

ここまでで1つ嘘がある。空港までスムーズに行けたと言ったが、実はトラムでベニマクレー駅まで向かう途中でやらかした。そのときも空気階段の踊り場を聴いていた。2つ目の駅で乗ってきたフランス代表のユニフォームを着た親子の騒がしい会話にずっと気を取られていて、気が付いたら1つ乗り過ごしてしまっていた。厳密には乗り過ごしたと思ってしまっていた。その2人が話していたのはスペイン語以外の言語で終始何を言っているのか分からなかったんだけれど、一瞬ベニマクレーと聞こえたときがあった。ぼっーとした状態で、突然聞こえてきたベニマクレーの音に過剰に反応して、急いでトラムを降りてしまった。急いでとはいっても、しっかり路線図を見て、駅の表示も見て、よく確認したうえで1つ前の駅で降りてしまった。意味が分からない。降りる駅を間違えたことに気づいて、雨の中を走ってベニマクレー駅まで向かった。本当に意味が分からない、まじで反省したほうがいいよと自分に語りかけながら。

そんな状態で旅が始まったので自分がミスを犯していないかどうかは常にチェックして旅をした。2日目の帰りの電車でもミスをするだろうとどこかで予感はあったかもしれません。

リスボンに到着

飛行機で隣になった人が、バレンシアの空港でこの人ださいなって思った服を着ていた人でなんか申し訳ない気持ちになった。旅行中にお腹が空いたときにと思って買ったチョコは行きの飛行機ですべて食べてしまった。自制心のかけらもない。

予定よりも1時間遅れてリスボンに到着した。国内を移動しているのかなってくらいスムーズに入国できた。スタンプもらいたかったのに残念。EU圏内というかシェンゲン協定加盟国では、スタンプは押してもらえないのね。

空港の駅からRossioという駅に地下鉄で向かった。カードを買ってそれにチャージしていくスタイル。とりあえず5ユーロをチャージしたんだけど、確実にミスった。絶対に24時間券を買ったほうがいいと思います。大人は20ユーロくらいだったけど、最終的に28ユーロくらい交通費として使った。乗りたいときにチャージの手間なく、あらゆる乗り物にサンタ・ジュスタのエレベーターまで含めて乗れるのは良いと思う。さらに観光名所に無料で入場できたり、割引を受けられたりするので買わない手はない。券売機の前に謎にぶちまけられていたオリーブオイルみたいなのを踏んでから、リスボン旅行スタートです。

去年の9月に姉がリスボンに行ったときのおさがり

19時からpreplyの体験レッスン。18時半くらいまでにはエアビーの宿に到着しないといけなかったので、あまり時間はなかった。

とりあえずbifanaという豚肉のサンドイッチみたいなのを食べに行った。Rossio駅から歩いて5分くらいの場所。机に座って食べてる人たちと、カウンターで食べてる人たちがいた。最初仕組みがわからなくて、3分くらいへらへらしながらうろうろしてた。少ししてから机に案内されて、bifanaとコーラを注文した。肝心のbifanaは70点くらい。マックのノーマルハンバーガーよりは美味しいけど、ダブチには匹敵しないくらい。にんにく効いててまぁ良かったです。中心の駅からすぐのところにあるので、小腹を満たしたい人にはおすすめ。

ポテトよりはbifanaのほうが美味い

そのあと、コメルシオ広場から続くアウグスタ通りに行ってジェラートを食べた。友達に勧められていたところでお客さんで賑わっていた。中くらいのサイズで5.2ユーロ。何がお勧めっていうのははっきりとよくわからなかったので、女性店員におすすめを乗せてもらった。完成形は5種類くらい甘いジェラートが乗っていてめちゃくちゃ美味かった。カフェモカみたいな味のやつが美味しかった。コーンで頼んだんだけど、カップをおすすめします。食べ始めて30秒くらいで、あらゆるアングルからジェラートが溶けてべたべたになった。

こんだけ外に出てたらどう頑張ってもべたべた。でも味は確か。

その後Restauradores駅から電車に乗ってエアビーに向かった。プラットフォームにおいてあった自販機でガラナ・アンタルチカ買おうとしたら、そこにあるのに売り切れと表示されて買えなかった。1.5ユーロ戻そうとしたら、吐き出してくれなかったので仕方なくスニッカーズ買った。いらないスニッカーズ。

だいぶ古い感じの電光掲示板
いらないなぁって思ってたけどそのあとめちゃくちゃ助けられた

19時からpreplyのレッスンした。1時間のただ働きは、月4回のレッスン購入で報われた。スペイン人の生徒だったので、将来的にはスペイン語で授業できるように頑張りたい。
アマドラのエアビーは無人チェックインでかなり楽だった。リスボンから30分で行けるので、ホステルに泊まりたくはないって人におすすめします。

授業を終えてリスボンの中心地に帰還した。まずH&Mに行った。選択のタイミングが合わず2日目の服がなかったのでgrow up to something goodって書いてある白いTシャツを買った。値下げされてて10ユーロだった。
コメルシオ広場を軽くチェックしてから、近くのpastel de nata屋さんでpastel de nataを食べた。pastel de nataというのはエッグタルトのこと。ポルトガルのジェロニモ修道院が発祥のお菓子。そこで食べたエッグタルトはたい焼きのくりーむ味のくりーむの味がした。2日間で合計5個食べた。ということで勝手にpastel de nataランキング。

Pastel de nata ランキング

  1. Castro
     2日目の最後に食べたpastel de nata。正直他のpastel de nataとは比べ物にならないくらい美味しかった。外のタルト生地はパリパリなんだけど、噛んでも崩れない。ちょうどいいバランスで作られていて、クリームもめちゃくちゃ美味しかった。とりあえずここ。

  2. エアビーの近所のパン屋さん
     久しぶりに朝一で甘いものを食べた背徳感とあいまってとても美味しかった。

  3. パスティシュ・デ・ベレン
     リスボン最初のpastel de nata屋さん。常に行列が作られていながらも、回転がめちゃくちゃ良くて流石は老舗って感じだった。肝心のpastel de nataはまぁ普通に美味しかった。シナモンとお砂糖をもらえたのはぐっとポイント。シナモンかけて食べるpastel de nata美味しかった。

  4. Pastelería san antónio
     サンジョルジェ城近くで見つけたpastel de nata。美味しくないわけではなかったけど、他のものと比べると少し微妙だった。

  5. Casa portuguesa pastel de bacalao
     お店の名前的に干し鱈のコロッケがメインなのかな。スタッフは全員ポルトガルVSアイルランドの親善試合を見てた。不味くないけど子供っぽい味だった。

左のパンも美味しかった


Pastel de nataを1つ食べ、Umaというお店にarroz de mariscosを食べに行った。列で並んで待っていると後ろに並んだ男性が日本人ぽかったので話しかけた。香港人だった。せっかく話しかけてお互い1人だったので、一緒に食べようと誘って2人で入店した。2日連続で来てるらしく期待が膨らんだ。ドイツの大学で交換留学をして半年たつけどドイツ語はまじで勉強してないらしい。海外行ってその国の言語学ばないって日本人からしたら信じられないよね。ビジネスを学んでるって言ってた。ビールはスペイン・日本よりは美味しくなかった。なんていうか薄い。海鮮はうまかった。いきなりだけどGermanyとGermanって逆っていう感じしません?国名の方が国を表す形容詞よりも長いって気持ち悪い。

arroz de mariscos1人あたり15ユーロくらい
カニうまかった

2人で食事して、一緒に展望台に登った。セニョーラ・ド・モンテ展望台行った。景色はまぁまぁ。暗すぎてあまりよく見えなかった。リスボンって国の首都なのにビルが全然なくてヨーロッパだなぁって感じめっちゃした。お昼に行った方がいいと思います。観光客はマジで少なかったけど、道はちょっと怖い。


100ユーロのスマホでは限界があるニダ

香港人ボーイとバイバイしてエアビーへと帰還した。シャワーを浴びて寝た。24時過ぎ就寝。

2日目

朝6時半起き。2日目の予定はロカ岬ベレンリスボン
pastel de nataと美味しいパンを食べたカフェで朝ごはん。旅行中は終始スペイン語でごり押しした。注文も会計も簡単な会話も。日本人がポルトガルでスペイン語を話し通すっていうかなり奇妙な状態だった。地元の人たちめちゃくちゃ優しかったな。コーヒー付きで3ユーロ。地元のお店って感じで最高だった。

電車でSintra駅まで向かい、そこからバスでロカ岬まで行った。ロカ岬はユーラシア大陸最西端の場所。予定では1時間半くらいかかる予定だったんだけど、朝早くでバスが全く停留所に止まらず進んでくれて結果1時間くらいで到着した。景色は結構よかった。晴れてたし。寒いので上着を持っていくのを忘れずに。ユーラシア大陸の最西端かぁって思いながら、この先にはアメリカ大陸の最東端があるんだなぁって思ったら特別感はあんまりなかった。証書がもらえるって聞いてたんだけど、朝早すぎて営業してなかった。証書もお金かかるっぽかったし。停留所で20分くらい待ってバスでベレンに向かった。

ベレンは前述した最初ののエッグタルト屋さんや、ジェロニモ修道院、ベレンの塔があるところ。大航海時代の拠点になっていて、それ関係のモニュメントがいくつかあった。お昼前に着いたのでシャワルマっていうサンドイッチ食べた。カレーソースかけますかって聞かれてよくわからないけど、かけて正解だった。やるかやらないか迷ったらやれ。

肉うまかった。ビールはやっぱり微妙

ジェロニモ修道院はネットでチケット買って向かった。修道院の長辺と同じ長さの列ができていて入るのはあきらめた。6ユーロ捨てた。
ベレンの塔と発見のモニュメントは、それなりに見る価値があった。発見のモニュメントの平場で腕飾り買った。

どうやって登ったん


3ユーロ。調子いいね。

電車でリスボンに戻ってサンジョルジェ城に行った。リスボンの良くないところを1つ挙げると坂と階段が多すぎること。それゆえにきれいな景色が生み出されてるけど、歩いてめぐるのが好きな人にとっても階段が多いのはだいぶきつい。お城に入るか迷ってやめて、ローストチキンを食べに行った。

Bonjardinっていう人気店に行った。ローストチキンはバカ美味かったけど、それ以外はいまいちだった。チキンスープとブラジリアンライスはいまいち。接客も忙しすぎるのか、だいぶ無愛想な感じだった。3人眼鏡をかけた、小太りの小さいおっさんがいて、退転するところまで誰が誰なのか認識できなかった。

サムゲタンの勝ち!
普通のライスでいいです。味がうすい。
これはありえないくらいうまい

ご飯を食べて満たされて、完全にやることがなくなったので空港に行くことにした。Rossioから乗った。自分がこっちかなぁって思ったほうが明らかに人が少なくて、向かいのホームにスーツケースとかでかい荷物を持った人がいた。なんかおかしいなぁって思いながらも、何回チェックしてもこっち側の電車ぽいから乗ったら2駅で空港と逆の終点に着いた。まじで何してんのお前。あー。ってなりながら乗り換えて、なんとか空港に着いた。この2日間の旅行で2回も電車関係で間違えるって、いよいよほんとに大丈夫かなって思う。日本の電車の表示ってめちゃくちゃわかりやすいと思う。3時間前に着いてしまって暇だったけど空気階段の踊り場聴いてた。そしたら飛行機が1時間遅れて、けつきょく4時間空気階段の踊り場を聴いた。耳痛くなった。

飛行機の前の席の親子が1歳くらいの赤ちゃんを連れてた。普通に思うんだけど、そんなに小さい子供を旅行に連れていくのってなんの意味があるんだろう。絶対記憶ないし。親もめんどくさいこと多いと思うんだけど。引っ越しなら許す。

バレンシア空港に到着したのが0時過ぎ。地下鉄はなくなってしまっていたのでタクシーに乗った。20分くらい待った。時速140kmでスマホを操作するタイプの運転手でめちゃくちゃ怖かった。スリリングではあったけど、スペイン語で安心した。不思議な気持ち。家に到着してできたらシャワーを浴びたかったんだけど、大家にペンキ塗りかえたから浴槽に水つけないでくれって言われていた。仕方ないので洗面器でシャンプーだけして寝た。

1人で観光するなら一泊二日で十分です。

すごいきれいな街並みだし、ご飯も美味しいし、天気もいいので、リスボン旅行おすすめします。

次回の旅行は7/4~8でマジョルカ島。パーティするで~。

ありがとうございます

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