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19世紀のジーンズはなぜパッチが残っているケースが多いのか!?
ジーンズと洗濯。
何かと悩まされることも多い、ジーンズの課題。
もちろん今でも私は基本的にジーンズは
きちんと洗う方が長持ちする。
という部分は変わりません。
しかしですよ!
19世紀には洗うという概念すらほぼなかった
時代があるんですね^_^
それは本当に炭鉱で使用されていた
1890年代初頭までと言ったほうがよいので
しょうか。
なぜそんなことが言えるのかというと、
19世紀のジーンズは発見されるとパッチが
残っていることが多い。
というかほぼ残っているんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1693125735180-dWvyzuUkXh.jpg?width=800)
もちろんだから洗っていないと短絡的には
言うことはできませんが、
当時西海岸の炭鉱や金の採掘で働いて場所には
決して水が豊富にあった訳ではありません。
ましてやジーンズ誕生黎明期ではジーンズは
個人のもの。というより鉱山に設置されている
経営者が支給する制服のようなものでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1693125796157-zrjjlVTivC.jpg?width=800)
おそらくは作業着として履かれたジーンズは
洗わずに使われ、穴が開いて使い物にならなく
なると、断熱材として使われたり、
生地をダスターとして使うといった
二次利用に回されていたようです。
そのようなこともあり、数は少ないですが
19世紀や20世紀初頭のジーンズが発見されると
以後の時代と比べ、洗われていないのでパッチが
残っている。ということが散見されるんですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1693125818683-rreXBQqbiw.jpg?width=800)
もちろんそれ以後も洗ってるがパッチが残って
いるジーンズはあります。
1950年代以降に急にパッチ欠損が多くなるのは
家庭に乾燥機が普及した結果でもあるので
一概には決めつけることはできませんが、
このような考察をしてみました。
炭鉱や牧場と言った比較的水が貴重な場所で
普及したため、ジーンズは当初あまり洗われずに
使用されていたのではないか。
ということです^_^
でもだからこそ、現存するパッチやスレーキ裏の
スタンプから当時のジーンズの状況が
伺い知れるのですから楽しいですね^_^
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