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【Vtuber】剣持刀也トークライブイベント『虚空集会』〈刀ピーバーチャルラップバトル(VRB) in 横浜〉書き起こし

今回はVtuberの感想・考察というより、「資料」の意味合いが大きい記事である。そのつもりで読んでほしい。

遅れ馳せながら、昨年12月に行われたKT Zepp 横浜での剣持刀也トークライブイベント『虚空集会』の1コーナー『バーチャルラップバトル(VRB) in 横浜』の全パート書き起こしである。『虚空集会』については私はネチケ勢で、時間と体力・気力の都合上、2回しか視聴できなかったが、このラップバトル、最高に素晴らしかった。

剣持自身、普段から"Sharpness Radio"(しゃぷらじ)で、ラップバトルのコーナーでゲストとラップバトルを何度もやっているが、生で完全即興のラップバトルをやるのは、これがはじめての試みだ。剣持曰く「生でやると、コンプラ違反のワードが出てきたときに取り返しがつかなくなるからイヤだ」とのことだが、ここで用意された音源がかなりBPMが速めのモノで、視聴者である私も「これ、何かヤバイこと言っちゃうか、めちゃくちゃグダるんじゃないの……?」とかなり心配していたが、杞憂だった。

2人とも(特に剣持)、素晴らしいライミング、パンチライン、フロウ、そして気持ちのこもったdisをぶつけ合ってくれた。剣持に至っては、素晴らしいライミング(最初のターンから最高だった)とワードセンスでこれ本当に即興なの?というクオリティでやはり天才だなと思わざるを得なかった。

あれだけコンプラに気を使うような発言をしながら、開始即行でピーナッツくんから「ち○ち○だせ!」というワードが飛び出してきたところは笑った。剣持が自由自在にフレーズを繰り出せる場を作ったのは、間違いなくピーナッツくんである。

そして、『虚空集会』に関する色々なレポートを読んだが、ラップバトルを1字1字文字起こししている人は私の観測範囲ではいなかった(速いから書き起こすのは実際にやってみて大変だった……)。しかし、このラップバトル、今回のイベントのハイライトの1つでもあるので、「どんなことを言っていたのか、気になる。思い出したいけど、思い出せない(そりゃ、そうだ)」という人も多いだろうと思うので、今回視聴時に書き留めたものをここに資料として残しておく(せっかく、メモしたので公開したい笑)。音源がない分、当時の臨場感を思い起こすのは、なかなか難しいかもしれないが、こんなことを言っていたなあ……と一緒にイベントを観ていた人たちに少しでも『刀ピーVRB in 横浜』を記憶の底から引っ張りだしてもらって、イベントにまつわる思い出とともに楽しんでほしい。以下、書き起こし。

剣:剣持刀也パート(先攻)
ピ:ピーナッツくんパート(後攻)
〈8小節4本勝負〉

【虚空集会VRB in 横浜】
(剣:Yeah、ah~!)
剣:Yo!まず始めるフリースタイル!
俺様のってけ自由自在!
まず一言だけ聞かせてくれよ、KT ZEPP調子どうだい?
これは答えのない瞬間の芸!
Q&A!
俺様のせてけスーパープレイ!
さあ、いきり豆!ぶっ倒すぜ!

ピ:Yo!剣持くん!
いっぱいJKに囲まれて人気だねえ!
そんなことより、ち○ち○だせ!
新木場で!
Yo!
もっとくれよ!
裸の付き合いしようじゃないか!
刀ピークリスマス待ち望む前、yo!
ち○ち○だせ!

剣:まず、ここ新木場じゃねえ!
横浜だぜ!
間違えてんじゃねえ!
ここは横浜!
俺は王様、段違いのオーラ見せつけたるわい!Yeah!
エンタメ適当に乗りこなすビート、ライジングアクション!
まず聞かせてみろよ、ゆるキャラ取って何か変わった?yeah?

ピ:ゆるキャラ取っても変わらない!
このスタンス譲らない!
でも、そんなことゆるキャラに言っちゃダメ!許さない!
だから、、ち○ち○だせ!
この場で裸になって、裸の付き合いしようぜ!

剣:Yeah!コンプラはないって言ったけど、なんか低俗な話ばっかでくだらねえから、ちゃんと上質なラップかましてくれなきゃ残念!
お前はワンパン!
三連勝してっから、残念賞くらいあげてやるよ!
残念賞!
Yeah!俺様今日は完全勝利、yo!

ピ:完全勝利じゃないよ!剣持くん!
さっきから、にじさんじとばっかり、仲良くしちゃって、ホントにガッカリ!
Yeah!残念賞!
うちはネタをばっかやってんじゃねえよ!
まるでミヤネ屋!
もうホントに見飽きた!ち○ち○だせ!

剣:Yo!なんかグダグダ、しょうがねえ、もっと火つけろよ導火線!
やっぱりお前ら編集ありきでやってるだけのただの動画勢!
俺らは配信者!
デンジャーな波を乗りこなして、日々、瞬間即興を相手に闘ってるぜ!
即興は俺たちの土俵!yo!


ピ:即興、即興うるさいよ!
生放送ばっか!
さっき言ってた千本ノック、もっと、しなきゃ……。アー!なんか、わからない!
生放送、やっぱ、ムズい!
ちゃんとしないと!選別しないと!できないから、こういうの……。

私はラップに対して、造詣が深いわけでもない(ほとんど知らない)ので、技術的なところなどの評価は各人にお任せするが、特に剣持パートの太字の部分のdisがめちゃくちゃカッコよかった。韻の踏み方、歌い回し、フレーズすべてに生配信者としての矜持・熱量が乗っていて、痺れた。結果論だけど、BPMが速い音源を使ったのも成功だったんじゃないかな?徐々にボルテージが上がっていく様子も格好よかった。(視聴者・聴衆もノレたんじゃない?)

そして、剣持もピーナッツくんもdisがうめえ。これは、お互いに信頼関係がないと、ただただ場の空気が悪くなるだけで終わってしまうが、彼らには厚い信頼関係がある。剣持に関していえば、普段の配信におけるリスナーとのプロレスでこういうdisの反射神経みたいなのが鍛えられているのだろう。あと、色んなラッパーの動画を観ているって言ってたし、めちゃくちゃ勉強していると思う。その成果は充分に現れていた。しゃぷらじで、またゲスト相手のラップバトルやってほしいなあ……。剣持曰く「2月ごろにはしゃぷらじ復活させる(努力目標)」らしいから、楽しみだ!!

〈余談〉
✔️剣持VSピーナッツくんのラップバトルは、事前にサイファー(複数人が輪になって即興でフリースタイルラップをすること)を使って、ビートだけ流して練習した。(ライブ後感想放送にて剣持談)

✔️「普段やってるのはペンゲーム(昔のHIPHOPの形で、自分でフレーズを考えるという意味ではゆっくりとした即興)というお互いに意見を言い合う形式のラップバトルで即興ではない。即興がうまくなれば、ペンゲームもうまくなる」(剣持談)

✔️「リハーサルのときと全然違うこと言ってたからね!」(月ノ美兎談)

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