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【レポート】マーケティングアジェンダ2023に参加しました!

こんにちは。DeNAのモリシーです。

今回は、日本トップレベルのマーケターが集結し、3泊4日で大規模合宿イベント「マーケティングアジェンダ」に参加した石井さんのイベント参加レポートを紹介します!
DeNAのマーケティング部門では、このような外部セミナー参加や他社との交流を推奨しており、もちろん出張費や宿泊費や参加費などは部門が負担し、参加にあたっての業務の調整も行います。個人が自己研鑽に取り組みながら成長できる環境を用意することで、部門全体の知見の蓄積・ネットワーク力の向上に繋がり、より強いマーケティング組織への進化に寄与すると考えています!


石井 真子 
ソリューション事業本部ストラテジックマーケティング統括部
マーケティング部コミュニケーションプランニンググループ 

マーケティングアジェンダとは?

モリシー「石井さん、マーケティングアジェンダの参加、お疲れ様でした!あらためて、マーケティングアジェンダはどのようなイベントなのかご説明いただけますか?」

石井「マーケティングアジェンダは、2023年5月24日-27日まで、沖縄で開かれた大型合宿イベントです」

モリシー「沖縄!それは新鮮ですね」

石井「マーケティングセッションがあったり、数多くのマーケターの方と交流を深めるというイベントなのですが、沖縄という土地柄や気候もあり皆さんコミュニケーションが盛んに行われてました」

モリシー「どれくらいの会社が参加されたのですか?」

石井「国内外200社以上の企業のマーケティング関係者が350人以上集結していました!事業会社、代理店、ツールベンダーなど、マーケティングに関わる方が大集結で、普段の業務で関わらない企業の方々と多く交流ができて刺激を受けました。」

モリシー「かなり大規模なんですね!」

参加の目的

モリシー「ちなみに、どうして今回マーケティングアジェンダに参加したのですか?」

石井「まず、DeNAでは、社内だけでなく社外にも目を向け、マーケティングの知識やトレンドを得ることを組織として推奨しています。
マーケティングアジェンダ以外にも、このような外部セミナーやカンファレンスの参加は多く行っております。」

モリシー「そうですよね、よく参加している方が、社内でレポートを共有してくれるのを私もみます!社内だけだと得られない知識を得ることができたり、視点が変わって新たなアイディアが生まれたりしますよね。」

石井「現在私は、Pocochaのインドマーケティングを担当しており、海外マーケティングの情報を積極的に収集しています。
社内にも、海外マーケティングの過去事例はありますが、社外からも入手したいというのが、今回の参加背景でした。
また、組織の代表として、外部から事例や考え方を学び、還元できればと考え、参加することにしました!」

マーケティングアジェンダに参加してみて

モリシー「今回、石井さんが得たたくさんの学びの中で特に組織に共有したいことをお教えいただけますか?」

石井「①多様なアプローチでアイデア発見をすること、②BUZZを作るために、要素を分析・体系化し、再現性を確保すること の2点です。」

石井「1点目の①多様なアプローチでアイデア発見をすることについて
企画や施策を立案する際など、マーケティングにおいて様々な状況でアイデア出しが求められる機会は多いと思います。
実践的に使える考え方を学ぶことができました。例えばアイデア出しの際にアイデアの質を考慮して考えすぎてしまうということもあるかと思いますが、とにかくアイデアを出す→アイデアを選定する、の2ステップでアイデア出しをした方が良きアイデアに出会えるのだそうです。
アイデアの出し方としては、キーノート1の株式会社ファミリーマートの足立光さん、木村グローバルマーケティング合同会社代表/アルダ株式会社の木村幸広さん、小林製薬株式会社の石戸亮さんの登壇と、株式会社ベストインクラスプロデューサーズのプレゼンにて、
・世の中の他業界の事例を取り入れる
・ユーザーの定性インタビューから気づきを得る
・自担当領域を拡大させる
・通常のアイデアから要素の1つをズラす

などが紹介されていました。
キーノート1では、公開できない具体的なエピソードも含めてお話しくださり、とても面白かったです。」

モリシー「気になります!ここだけしか聞けない話を聞ける!というのもこういったイベントに参加した人の特権ですよね!!」

石井「ベストインクラスプロデューサーズ社では『対象を分解して、要素の1つをズラす』、もわかりやすくて勉強になりました。例えば家族の中でお父さんだけを白い犬にするTVCMとか笑」

石井「2点目の、②BUZZを作るために、要素を分析・体系化し、再現性を確保すること について
キーノート4の株式会社I-neの大西洋平さんの登壇にて、シャンプー「YOLU」のヒットのお話がありました。
SNS上である投稿がバズり、1件のバズツイートが売上増加に大きく貢献したとのことです。
I-ne社ではBUZZを作るための要素を分析されているようで、「この値段でこの仕様なんだというプロダクトに驚きを作る」「高評価レビューが一定数溜まっていること」など、他の要素は企業秘密で言えないそうなのですが、いくつかの要素を分解し、ノウハウ化しているようでした。」

モリシー「DeNAマーケティングでも過去バズについて分析をしたのですが、、やはり再現性が難しい点だと思いました。プロダクトや目的によっても変わりますが、いかにバズを生み出す要素を組み合わせて仕掛けを作るか、に帰着しますよね。再現性のノウハウはとても気になりますね!」

石井「目的という点はそのとおりですね!BUZZがゴールではなく、最終的には購買してもらうことがゴールですからね。今回の事例では、商材がシャンプーだったので、各インフルエンサーや一般ユーザーによる使用した実感による信憑性・説得感を生み出し、BUZZによって流行感・認知へ大きな影響をあたえたため、最終的に売上にも貢献するBUZZになったとのことでした。」

最後に

モリシー「最後に石井さんから一言お願いできますか?」

石井「350人も参加する大規模な宿泊型イベントの運営をされたナノイノベーション様と、会場でお話しくださった皆様に御礼申し上げます。」

モリシー「石井さん、ありがとうございました!」

インタビューは以上になります。
マーケティングアジェンダのような外部セミナーやカンファレンスでは、普段聞けないトップマーケターたちの事例や考え方が学べる貴重な機会ですね!
社外のマーケティングの知見やトレンドをキャッチしにいく石井さんのアグレッシブさを感じました!
次回以降もDeNAのマーケターたちのチャレンジやセミナーレポートなどを紹介しますよ!

ぜひ楽しみにしててください!