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JOURNEY TOWARDS DELIGHT ── 2024年を告げる、DeNAの年賀状(前編)

みなさま、明けましておめでとうございます。
2023年4月にDeNAに新卒で入社したデザイナーの項です。

DeNAでは日頃お世話になっているみなさまへの新年のご挨拶として、「年賀状」「贈答品」をお渡ししています。
これらのデザインは毎年、デザイン本部の新卒デザイナーが主導し、社内のさまざまな部署と協力しながら作り上げています。

今回はコンセプトやデザインにこだわった年賀状制作の裏側をご紹介します!


DeNAらしさが伝わる、年賀状

1.コンセプト

今年のコンセプトは「事業間のシナジーで輪ができ、循環しながら広がっていく」です。

コンセプトを決めるにあたって、新卒3人から見てこれからのDeNAらしさとはなにか考えました。IR統合報告書を読んで気になったワードの拾い出しや、私たちが入社してから感じたことを書き出すなど、ブレストした図がこちらです。

中でも、さまざまな事業領域に挑戦し、それぞれの強みを活かし合うという意味での「循環」という言葉が印象的でした。

「事業が交わって回り、全てが最終的に『Delightへ向かう』」

まさに私たちが思うDeNAらしさです。このイメージを元にコンセプトを決めました。

2.デザイン

「事業の交わり」「Delightへ向かう」といったキーワードを中心に、ビジュアルに落とす時のモチーフを考えました。その際に、新年のご挨拶の意味も込め、お取引先との「繋がり」や正月飾りの「しめ縄」や「結び」が良いのではないかと思いました。

縄をモチーフとして意識しながら、より勢いを伝えるため、まずペンと紙でスケッチを繰り返しました。
その中からこのように見比べ、最もコンセプトに近い構図を決めています。

ラフスケッチ

構図を決めたら、デジタルに戻り、動きを感じさせるため3D表現で縄を立体的に描きました。さらに、2024年の干支は「辰」です。背景に空などの広い空間を連想させるグラデーションを入れ、柄やテクスチャを被せることで、空に昇っているイメージをより明確に作り出しました。

そして、DeNAの幅広い領域と事業をわかりやすく表していくために、DeNAカラーを中心に展開し、さまざまな色が融合しているイメージを作り出しました。

また、散りばめられた球体にはDeNAの事業がわかる画像を配置し「各事業が交わり、Delight(未来)へ向かう」世界観も表現しています。

紙の年賀状とメール用年賀状
コーポレートサイト トップ画像展開

3.キャッチコピー JOURNEY TOWARDS DELIGHT

コンセプトをより効果的に伝えるためにビジュアルに合わせたキャッチコピーも考えました。

抽象的なビジュアルとの間に相乗効果が生まれるよう、誰にでも伝わる洗練されたコピーを目指し、試行錯誤しています。
社内の先輩デザイナーや翻訳を担当されている方にもサポートいただき、ディスカッションを重ね「JOURNEY TOWARDS DELIGHT」となりました。
DeNAらしさと新しい一年への勢いも感じさせながら、何よりもシンプルでわかりやすいキャッチコピーになったと思います。

4.最後に

このように、DeNAらしさと正月や辰年を感じる工夫を施しデザインしました。受け取った方が思わず手を止めるようなビジュアルを目指し制作しています。

また、ビジュアルを全面にレイアウトしたデザインと、一言メッセージを書くスペースがあるデザインの2種類を用意し、実用性も考慮しました。

何よりも想いが伝わることを一番大事にしています。
さまざまな想いを込めたコンセプトなので、ビジュアルもキャッチコピーも、受け取る方に伝わることを第一に考えました。
その思いが年賀状を通して届いたら嬉しいです。

年賀状(2案)出来上がり

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DeNAデザイン本部では、DeNAで活躍するクリエイターたちの活動を、さまざまなメディアを通してお届けしています。興味のある方はぜひフォローいただけると嬉しいです。

Cocoda
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