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【未来に残したい愛知の祭り】 田原祭

渥美半島にある城下町田原は、江戸末期の 蘭学者、渡辺崋山が活躍した町です。九月に行われる田原祭ではそれぞれに立派なからくり人形を持つ三台の山車「萱町 の総代車」「本町の神功皇后車」「新町の応神天皇車」が曳き出されます。夜には夜山車も出され、宵祭が行われます。二日目は本祭で、町内を曳き廻された後、山車を大筒神輿 に変えて祭の第二幕が始まります。花火会場では手筒 花火と打ち上げ花火が披露され、神輿、山車、夜山車、大筒神輿、手筒花火、打ち上げ花火と続いた祭は終了します。

山車会館に3台の山車が揃えられます。

応神車

田原の山車は名古屋から買ったものなので名古屋型とよく言われますが、田原にしかない特長もあります。例えば、囃子方の部屋が前方にも開いていること。これは他の名古屋型の山車では見たことのない構造です。一見すると小さな違いですが、囃子方を神様に向かって見せるか、あくまで黒子として隠すかの違いですから、これはけっして小さな違いとは言えません。

山車祭りが終わった後、大筒神輿に変えて町内練りが行われます。山車祭りと手筒花火の祭りは岡崎能美神明宮などにもあるが、どちらも主役というような祭りは極めて珍しい。


現在、制作中の愛知の祭り写真集は2023年5月の出版を予定しています。そして10月下旬から、この写真集を全小中学校に寄付するクラウドファンディングを企画しております。こちらのFBページで進捗を随時発信します。

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