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2021年6月21日週 『オリンポスの果実』、『星の王子さま』、『高瀬庄左衛門御留書』、立花隆氏逝去

6月21日から6月27日までの読書に関する日記・備忘・そのほか。

田中英光『オリンポスの果実』を読む。
現代から見ると、(特に女性にとっては)「ちょっと仲が良かったくらいで好きとかなんなの!キモっ!」という作品だけど、描写は美しい。キモさも含めて嫌いではない。

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何十年もの積読の果てにようやく読めた『オリンポスの果実』。同じように昔読めなかった本を読んでみるシリーズとして『星の王子さま』を買う。
小学生の頃に出会って何度も読もうとしたが、なぜか初めの方の「象を飲み込んだウワバミの絵」のところで挫折していた。

邦訳はたくさんあって何を選んで良いのかわからず、なじみの岩波書店版にしようとも思ったが、子どもの頃のトラウマで手が伸びず。めんどくさくなって英語版にする。オリジナルのフランス語はあいにく文法すら知らない。

受験英語のおかげでいちいち頭の中で日本語にしなくても英語そのままで読んで理解することは割と苦労しない。
しかし、英文を読むときにいつも起こる「つるつる滑って染み込まない」現象に難渋する。
これ、わかる人いるかなあ。
読んだそのときは意味を理解しているのだが、腹まで落ちていなくてすぐに忘れてしまうのだ。頭の中で日本語に直せば良いのだが、それだと読むスピードが落ちるし、英語版を買った意味がない。

もしかして、本を読むのが苦手な人は同じような現象が起きているのではないかと思った。

サン=テグジュペリ関係だと、最近刊行された佐藤賢一『最終飛行』も気になっている。
むしろ『最終飛行』のことが頭にあったから『星の王子さま』を読む気になったのかもしれない。

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直木賞候補で目をつけて書店でも気になっていた、砂原浩太朗『高瀬庄左衛門御留書』を読み始める。時代小説は久々。
先々週だかの本コト(@honkoto_book)のTwitterスペースで田口さんが薦めていたのが決定打になって買った。

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立花隆氏の訃報を各メディアが6月23日に報じ始める。4月に亡くなっていたとのこと。

氏の著作は『宇宙からの帰還』から始まってちょこちょこしか読んでいないが、いつも気になる人だった。

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