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(024) 世界文学

ここ数年世界文学という言葉を聞くことが多くなりました。
言葉としてはずっと昔の100年前からあるようですが、少なくとも私の耳に入るようになったのはここ数年。

何となくわかるようなわからないような。
こういうときはとりあえずのwikipedia。ガセが書かれていることもあり正確性の問題はあるwikipediaですが、素人なら充分のレベル。間違った情報を仕入れて恥をかくのは自分だけです。だいたい世間話で世界文学なんて出てくることはまずない(私は)。知識でマウントを取ろうなんて邪なことを考えなければいらぬ恥はかかぬ。

超ざっくり書くと、
特定の国だけでなく世界の共有財産となるような文学らしい。対する概念は国民文学。

記載の中で少しおもろいと感じたのは、出版社の項。

アメリカの出版社は、世界文学の作品を出版することに二の足を踏んでいる。National Endowment for the ArtsLiterature Program(英語版)の調査によると、1999年に米国で出版された13,000冊の小説と詩のうち、297冊の翻訳された本だけが米国で出版されたものである[12]。 2019年の時点で、米国で出版されたすべての本の内、3%だけが翻訳された作品であり、イタリアでは翻訳が出版されたタイトルの50%以上を占めている[12]。世界文学を専門とする文芸雑誌の中には、ノイシュタット賞(The Neustadt award)を後援するワールドリテラチュア・トゥデイ([World Literature Today、1970年に設立)がある[13]

Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/世界文学#出版社

アメリカは世界文学の作品を出版することに積極的ではない。
口を出したがる割には他国にあまり興味のない、実にアメリカっぽいなぁという印象です。
暴論失礼。

念のため英語版も確認しましたが、書いてあることはたいして違いはなさそうでした。


世界文学にもうちょっと知りたくなったので手ごろな本はないかと探したら以下の本がよさそうでした。

沼野充義『世界は文学でできている~対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義』(光文社)

著者の方の名前、聞いたことがあります。
スタニスワフ・レムの翻訳をなさってますね。そのうち勉強させてもらおうと思います。


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