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共通テストのルールが変わる〜『国語』と『情報』の乱世〜

皆さんこんにちは!

東京大学を志望している『闇の皇帝セルダン(seldon)』といいます。

今回、大学受験において、いくつかの大きな変更点が確認できます。

旧課程から新課程に移行する大事な期間ですし、情報が科目として追加されますし、国語の中の配点割合が変更になります。

もしかしたらその変化によって、大きな恩恵を受ける人たちと一方で、翻弄されてしまう人たちが出てきてしまうかもしれません。

ルールの変化が起きる時、自分はどのように振る舞えば良いのか、どうすれば有利に自分を持っていけるのかなどを考察していきましょう。

それではいってみましょう!


【大きな変化がある時】

身の回りで大きな変化が起きた時、それにうまく適合できる生物とそうではない生物とが分かれる結果になるのは、今までの歴史を学んでいるとよく事例が出てきます。

恐竜絶滅、古代文明の崩壊、国の崩壊、戦争といった大きなものから、

大学受験関係といったようなものすごく身近な事例もあります。

入試方式の変更、定員の変更、試験名の変更などなど。

今回は入試関連に話を絞っていきたいところです。

ちょうど今年、つまり2024年4月から高校3年生の代の人たちから、大学受験が大きく変わります。

大学入試共通テストは数年前からセンター試験の名称から変更があったものの、新課程の範囲に基づいた試験形式になるというのが一番大きな変化になります。

【情報の有無と扱い方】

先ほど科目として『情報』が入る、国語の配点割合が変わると話したのですが、共通テスト科目として、『情報』が100点満点で新たに入りますので、共通テストの満点が合計で1000点となります。

こちらは前回までは900点満点でしたので、大きな変化です。

各大学で『情報』の科目の取り扱い方は異なり、北海道大学は情報を受験科目として入れながらも、点数はみなさん一緒(点数化しない)という方針をとっています。

東大は100点満点で入っていますので、ある意味では数学ⅠAや物理のように、いわゆる100点満点の科目として名を連ねています。

そのため、十分に対策を行いたいところなのですが、まだ2025年1月の入試で初めて登場するため、全国の誰もがよくわかっていない状況になります。

その中でもできる限り模索しながら取り組んでいくことになりそうです。

【国語の配点と試験時間】

国語の科目の割合も変わってきます。

共通テストの国語の200点満点は変わらないのですが、内訳が変化します。

前回までは、試験時間が80分で、現代文が大問2個で100点、古文50点、漢文50点の合計200点満点でした。

しかし、2025年1月の共通テストから国語の試験時間が90分で、現代文が大問3個で110点、古文が45点、漢文が45点の合計200点と変化します。

イメージとしては、試験時間が80分から90分に変化し、現代文の読解問題が1問増えたという形になります。

1問だけ増えたのであればほとんど問題ないのではという印象を持つ方もいらっしゃると思うのですが、私目線でこれは大きな問題になると思っています。

共通テストの国語は昨年までの試験時間が80分で、現代文が大問2個で100点、古文50点、漢文50点の合計200点満点の形式の際にも、かなり試験時間が厳しく、満足のいく形で試験を終えた人はかなり少ないはずです。

現代文は解き慣れている人でも、自分が選んだ答えの検証に時間がかかることもありますし、まして本番による焦りや緊張もあります。

その中で、次回から国語の試験時間が90分で、現代文が大問3個で110点、古文が45点、漢文が45点の合計200点というのは、

1問分の現代文の設問増加以上に、他の古文・漢文にも影響が出てきます。

1問1問の読解の正確性は保ちながら、読む速さも維持しなければならないというのは、受験生にとってはかなり酷な話となります。

現に私も『この問題を本番で3問を読まなければならないのか』と暗澹たる気持ちになっています。

もちろんその中でも少しでも良い点数は取りたいのですが、共通テストの問題の難易度のインフレと試験そもそもの大変さのインフレを感じています。

【最適解を模索する】

制度やルールが国家権力や巨大団体などによって変更になるとき、そこには必ず混乱が生じます。

今回は主に『情報』の科目と『国語の配点と試験時間』に触れてきたのですが、工夫と立ち回り方を考えたら有利になるのではとも思っています。

単純な話ですが、『情報』という新しい科目が登場すれば、全国の人たちが出題される難易度などもわかっていないため、点数はある程度の幅を保って終了するのではと思います。

国語に関しても、あまり変化がないとされている古文と漢文に力を入れて、本番に慌てふためかないというのが一つのテーマになりそうです。

私自身、古文と漢文は最初そこまで得意ではなかったのですが、最近は本日述べてきたことを考えるうちに、力を入れて勉強しなければならないと感じたため、最近は今まで以上に熱を帯びながら勉強をしています。

特に東大は理系受験でも二次試験で古文と漢文の記述問題がありますし、場合によっては、その辺の私立文系の人たち以上に古文と漢文を勉強しなければなりません。

そのこともあり、古文と漢文の勉強量は増えています。

変化にうまく対応しつつ、自分でできる精一杯のことをこれからもやっていきたいです。

難関大受験を考えている方はぜひ一緒に頑張っていきましょう!

今回も読んでいただいてありがとうございます。

次回の記事も楽しみにしていてほしいです。

YouTubeも定期的に更新しています。
もし良かったら見てみてほしいです。

闇の皇帝セルダン(seldon)

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