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外貨獲得のために本当に重要な職業

コロナ禍も終息しつつある世の中で観光大国日本としてはインバウンドで得られる外貨なくしては経済復興はなかなか叶わないだろうと感じる今日この頃です。

自国で通貨が刷れるから別にいいでしょなんて問題ではない。しっかりと輸出できるクオリティのサービスがあるのだから。乗っからないと。

私自身色々な国への渡航歴があるので、その中で感じた個人的に重要な職業をひとつ紹介します。それは…

空港職員

甘くみちゃいけません。全ての旅行者が最初に訪れ、最初にその国の印象を計り知るのが空港です。

もちろん日本の空港なんて他国に比べればサービス満点で言うことなしですが、目に見えないところで大きな落とし穴があります。

それは預け入れ荷物を取り扱う作業員の所作。

はっきり言って人様から見える仕事ではありませんが、旅行者が何より気にしていることは自前の荷物が破損しないかどうか、ロストしないかどうかです。一度でも大きな破損があればその国への不満ポイントにつながります。多くの人はできるだけ無駄な出費がないように旅行計画を立てているので、荷物が届かないなんてことはマイナスもマイナス、史上最悪の旅行体験につながります。

もちろん人間ですから間違いはありますが、間違いが起こった後の対応マナーなどは国家をあげた指導があっても良いと思うくらいです。

空港職員は高学歴しかなれない職だけでなく、作業員ひとりから他とは差別化したマナーと待遇が必要だと思います。

現に体験したことのある実話として、荷物が紛失した際に話しかけた職員から俺は関係ないからと邪険に扱われたことがあります。丁寧にインフォメーションを案内してくれたりしても良くない?と思ってしまうのは日本人的な感覚かもしれませんが、大体の旅行者なんて年に何回も海外旅行には行かないので、ちょっと嫌な気持ちになったことは誇張されてすごく嫌なことであったと思われます。

当然そんなことはわかっている日本人の空港職員マナーは徹底していますが、裏方の見えない場所での仕事を荒くこなす人は必ずいます。

その昔、オリンピックでのインバウンドを期待して英語教育に資金が投入されたこともありましたが、はっきり言って英語を喋れる日本人が増えることは二の次でいい。アプリでなんとでもなるし、言葉がわからないことを楽しむ人だっていますからね。もちろん円滑に会話ができるに越したことはないですが、ある一定の層からは英語が話せない日本人というのも滑稽で楽しめたりするもの。

日本人の気質やマナーは世界トップレベルと言ってもいいですが、それに見合った対価は全くもってトップレベルではないなと感じます。

ただ体が動かせるだけの人間を低賃金で雇う時代は終わってほしい。

体が使えることがそもそもすごいことなんだから。頭を使うのも一緒。働けるってすごいことなんだから、ちゃんと対価を払いましょう。そういう働きを政治に投げかけることが重要なのかなって思います。

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