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がん患者の予後を支援する地域実証プログラムとサービスモデルの開発を考える

もはや不治の病では無くなってきたがんの治療については、近年、治療と仕事の両立支援ということが重視されてきていますが、そういった社会になっていくための地域実証が必要ではと思い、下記のような実証モデルを描いてみました。

治療と仕事の両立支援を地域で実証するモデル案


■研究的視点からのポイント
〔情報連携研究〕
医療情報(治療情報)をベースに暮らしの情報(PHR)、健診・レセプト情報(健保組合・自治体等)や他の医療機関受診情報を連携・連結する方法について、情報システム的視点、法・規制手続き的視点、医療機関の経営視点、同意取得・サービス利用等の本人起点視点から研究を行い、最適なあり方を導出する。

〔データ解析研究〕
暮らしの情報(PHR)、健診・レセプト情報(健保組合・自治体等)や他の医療機関受診情報を連携・連結したデータモデルを解析研究し、新たな知見を探求、がん治療患者の予後ヘルスケア支援AI等を開発する。

〔サービスモデル実証評価研究〕
データ解析研究によって創出されたAI等を利活用したデータ駆動型がん治療後患者のための各種ヘルスケア支援サービスについて、その科学的検証を行う為の実証評価のあり方について研究する。エビデンス評価モデルの標準ガイドライン策定を目指す。

〔保険外医療モデル研究〕
医療機関においては保険診療外の領域に該当する部分も多く、病院経営にとっては新たなマネジメントモデルの導入が必要になる。医療機関に納得理解して導入して頂ける価値のある、医療機関、患者双方にとってメリットのあるモデルを研究する。

〔がん予後支援地域医療連携研究〕
がん治療後の患者を支えるには、病院のみならず、診療所(かかりつけ医)や調剤薬局等の地域医療連携が不可欠である。情報共有・連携を軸に最適・最善の地域医療連携モデルを、かん治療後患者支援の視点から研究する。

などなど、思いついた範囲で書いてみました。こんなプロジェクトにも予算がついて欲しいです。

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